伊那支店の店舗の大家さんからご紹介いただきました。
木材をふんだんに使ったお宅で、施主様はその木部の色あせを気にされていました。
今までは、自分でできるところは自分で直してきたとのことです。
今回は他社との相みつでしたが、弊社で
「木守り専科」という木部専用塗料をご提案したところ、その塗料の性能を気に入ってくださりご依頼いただきました。
「木守り専科」については詳しく後述したいと思います。
施工内容
外壁塗装 外壁材 工事全般 足場工事 現場調査・点検 塗料 木部塗装 クラック補修 付帯部塗装
使用材料
【木部】木守り専科(古色ブラウン)【モルタル】エポパワーシーラー,エピテックフィラー,リファインMF-IR(チャコール,シルキーホワイト)
工事費用
木部・モルタル外壁塗装,下地・クラック補修,付帯部塗装:200万
長野県伊那市にて、とてもデザイン性の高いステキな住宅の外壁塗装工事を行いました。
施主様は特に木部の色あせを気にされていましたが、モルタルの外壁にも経年劣化の症状が確認できました。
以下で詳しくご紹介します。
まず施主様が一番気にされていた木部の状態です。
確かに色あせが進んでしまっています。
木部は他にもウッドデッキや玄関周辺にも施工されていて、どこも同じような状態でした。
木材は何と言っても天然の素材ですので、そのデザイン性や風合いは、他の外壁材とはひと味違う個性が出るのが魅力的ですね。
経年による変化も「劣化」ではなく「素材の変化」として楽しむこともできます。
ただ、そのまま放っておいて良いものではなく、やはりメンテナンスが必要です。
他の外壁材が10年を目安にするのに対し、木部は5年ごとのメンテナンスができれば理想的です。
木部以外の外壁はモルタルの吹付け仕上げです。
コンクリートやモルタルの外壁はもともとヒビ割れが起きやすいので、そのヒビ割れを集中させるために「誘発目地」を設けます。
つまり、ここにヒビ割れができるのは想定されていることなのですが、だからといってヒビ割れたままにしておいてはいけません。
こういったところから雨水が入り込む可能性があるので、適切な補修が必要となります。
吹付け仕上げのモルタルの外壁は凹凸があるので、塗膜が劣化して防水機能が落ちると、雨水と共に汚れが溜まってしまいます。すると
カビやコケなども付着しやすくなるのです。
換気カバーの周りにも汚れが付着していました。
黒系の塗装がされたモルタル外壁も色あせていました。
以上を踏まえ、必要な補修と適切な塗料を使ってメンテナンスをしていきます!
まず足場を設置します。
労働安全衛生法というものがあり、2メートル以上の高さがある場所で作業をする場合には足場を設置するように定められています。
ですので、もしDIYでメンテナンスをご検討中の方がいらっしゃいましたら、安全への配慮も十分になさってくださいね!
足場設置後、塗装職人が入り洗浄作業に取り掛かります。
この段階で、古い塗膜や蓄積された汚れ、カビやコケなどをきれいに洗い流します。
汚れが残ったままだと、せっかく良い材料を使っても施工不良を起こしてしまいます!素地を整える作業はとても重要なのです。
そもそも木材には調湿効果というものがあり、膨張と収縮を繰り返します。そのため、塗膜がその動きに追いつけずに徐々にひび割れや剥がれが起きてきます。
すると雨水が入り込み、腐食してしまう可能性があります。さらに、その柔らかくなった木材にシロアリが寄り付く恐れがあるのです!
そこで、木材はこまめなメンテナンスが必要となります。
一般的に
木部のメンテナンスは5年が目安とされていますが、今回使用した木部専用塗料の
「木守り専科」は最長8年間色落ちしにくい高耐候木部塗料です。
仕様書に準じ、2回塗りで仕上げました。
美しい木目はそのままに、自然な風合いがよみがえりました。
株式会社シオンの「木守り専科」は、国産の高機能な屋外の木部専用塗料です。
カラーバリエーションも豊富で、なんと66色から選ぶことができ、調色も可能だそうです。
因みに今回使用したのは「古色ブラウン」という黒みがかった濃いブラウンです。
植物油をベースにフッ素系樹脂と高UVカット剤が配合されており、防蟻防虫・防腐・防カビの木材保護性能も備えた、まさに高機能な木部保護塗料で、弊社のお勧めです。
窓はもちろん、塗装を終えた木部や雨樋など、塗料が付着してはいけないところ全てを専用のビニールで覆う「養生」という作業を行います。
段取り八分とはよく言ったもので、この作業をすることで効率よく集中して塗装の仕事を行うことができます。
ひび割れの見られた「誘発目地」は、新たにコーキング材を充填します。
きれいに掃除をしてからプライマーを塗布し、コーキング材を充填して表面を整えます。
目地の他にも、ひび割れが生じていた場所は補修をしています。
この後に塗装をするのですが、完成後は補修跡はほぼ分からなくなります!
今回のお宅では、施主様が可能な範囲をご自身で塗装されたとのことでした。
その際、リシン吹付け仕上げの風合いが損なわれてしまった箇所がありましたので、その部分には「フィラー」、風合いが残っている部分には「シーラー」という下塗り材を使用しています。
まずフィラーは、アステックペイント社の「エピテックフィラーAEⅡ」を使っています。
フィラーは厚くて柔軟性のある塗膜を形成するので、凹凸のある下地を整えることができます。
微弾性フィラーなので、クラックへの追従も期待できます。
次にシーラーは、同じくアステックペイント社の「エポパワーシーラー」を使いました。
モルタルの他にも窯業系サイディングやALCなど幅広い下地に適応できる塗料です。
樹脂サイズが非常に小さく、下地の奥まで浸透し強力な付着性を発揮します。
中塗りと上塗りには同じ塗料を使います。
今回はアステックペイント社の超低汚染シリーズ「リファインMF-IR」という無機フッ素塗料を使用しました。メーカー発表の耐用年数が20年以上という高性能な塗料です。
独自の無機成分配合技術により、緻密で強靭な塗膜を形成するので粒子の細かな汚染物質が突き刺さりにくく、長期に渡って美観を維持することができます。
さらに、優れた親水性により雨水によって汚れを洗い流すことができ、防カビ・防藻性も兼ね備えています。
黒い外壁部分は「チャコール」という色を使っています。
真っ黒ではなく、炭のような優しい黒色というイメージです。
対して白い壁には「シルキーホワイト」という少しだけグレーがかった白を使っています。
モノトーンの外壁に木部が美しく映えるステキな外観となっています!
ウッドデッキも「木守り専科」で塗装しました。
外壁と同じく、2回塗りで仕上げています。
最後に施主様にチェックしてもらい、足場を解体して完成となります。
補修した箇所もきれいに仕上がっています。
施主様お気に入りのデザインのご自宅ですが、今回「
きれいに仕上がった」とおっしゃって下さいました。
確かに木部などはメンテナンスが大変かもしれませんが、手を入れて大切にすれば木目の風合いも味が出てきて、唯一無二の家が出来上がっていくものですね。
本当に素敵なお宅で、携わることができて光栄でした。
今後もアフターメンテナンスでお伺いすることがあると思いますが、経年の変化が楽しみです。
弊社では家についての様々なご相談を承っておりますので、是非お気軽にご連絡ください!
こんなスタッフがお伺いいたします⇒
スタッフ紹介
街の外壁塗装やさん飯田・伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
関連記事
※ご自身で点検される場合、安全な位置からご確認下さい。
≪お電話はこちら≫9時~18時まで
0265-55-0796
0800-080-0796
初めての方は是非、こちらも合わせてご覧ください。⇓⇓
外壁塗装工事が初めてでどうやって相談して良いかわからない方へ
不安のケース1
問い合わせたら、しつこく営業されそう・・・
不安のケース2
自分の要望を業者に伝えられるのか不安・・・
不安のケース3
料金への不安 ぼったくられそう・・・
少しでも『不安だな。』と思われる方はこちら⇓⇓
お客様に安心してご依頼いただけるように、スタッフも最善を心がけ
対応しています。
≪料金が不安だなと思われる方へ料金の目安⇓⇓≫
≪24時間随時受付≫
≪お電話はこちら≫9時~18時まで
0265-55-0796
0800-080-0796
記事内に記載されている金額は2024年06月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。