弊社営業が職業病で、素敵なデザインのサイディングのお宅でしたが劣化症状が気になってしまい、たまたま外にいた奥様にお声がけしたのがきっかけとなりました。
奥様が仰るには、やはり気にされていたそうで、ちょうど3社に見積もりを取っているとのことでした。
ご主人ともお話しする機会があり、詳しくお話をお聞きしたところ、
「今と同じ感じで仕上げたい」
「何回もやりたくないから耐久年数の良い塗料で施工したい」とのことでした。
相みつの1社に加えてくださることになり、見積もりを出す運びとなりました。
結果、塗料とご予算とをご検討いただき、弊社に任せてくださいました。
施工内容
外壁塗装 シーリング打ち替え 現場調査・点検 足場工事 塗料 左官工事
使用材料
エポパワーシーラー,リファインMF-IR(スレートグレー,テラコッタ)
日当たりがよく、気持ちの良さそうな場所にある住宅ですが、その分紫外線の影響も多くあります。
今回はご予算に合わせて、一部だけ塗装することになりました。
それでも十分に美しくなったので、是非最後までご覧ください。
では、最初に調査した劣化症状から詳しくご紹介します。
今回行う「一部」というのは、正面のロック調デザインのサイディング部分です。
色あせて劣化が進行しているな~と遠目からも分かる状態です。
窯業系サイディングは塗膜が劣化してしまうと防水機能がなくなり、サイディング自体が雨水を吸い込んでしまう状態になります。特に寒暖の差が激しい地域だと、劣化したサイディングが吸水と乾燥を繰り返し、変形や爆裂などといった症状が出てくるので注意が必要です!
目地やサッシ廻りのコーキングの状態も良くありません。痩せてひび割れが出ています。
サイディングのつなぎ目でクッションの役割もしているので、その機能を果たせていない状態です。
また、ひび割れが酷くなると剥離してしまい、雨水が建物内に侵入しやすくなります。
勝手口のタイルも剥がれてしまっていましたが、こちらはあまり使う場所ではないとのことでした。
ただ見栄えが悪いので、タイルは全て剥がし、モルタル塗装で仕上げることになりました。
以上の調査結果から、ご予算に合わせて外壁一部塗装、コーキングの打ち替え、勝手口の左官工事を行います。
今回の工事は家全体を行うわけではないので、必要な箇所にだけ足場を設けます。
事前に足場用の図面を作成し、倒壊の恐れがないよう、十分に対策を講じて足場を設置していきます。
また最後に取り付けるメッシュシートは、万が一の工具の落下防止や、洗浄の際の水しぶきや塗料などが近隣に飛散するのを防ぐ役目もあります。
まず専用の工具を使い、古いコーキング材を撤去します。
奥に見える青い部分は「ボンドブレーカー」というものです。
コーキングは、3面に接着してしまうと各方向に引っ張られて負荷が大きくなってしまうので、2面接着にして負荷の軽減を図っています。
このボンドブレーカーはいわゆる絶縁テープの役割を担い、コーキング材と接着しないようにしています。
古いコーキング材が撤去されたらきれいに目地を掃除して、マスキングテープで養生をします。
その後、プライマーを塗布し、新たなコーキング材を充填します。
ヘラでならし、コーキング材が硬化しきる前にマスキングテープを剥がして完成です。
この後しばらく乾燥期間を設け、次の塗装作業に入ります。
コーキングの種類にもよるのですが、完全硬化まで最低3日間は日を空けます。
塗装前に高圧洗浄を行い、古い塗膜や汚れをしっかり落とします。
DIYで外壁などの洗浄などを行う際には、圧力が強すぎる洗浄機だと、塗膜や外壁材を傷める恐れがあるのでご注意ください!
洗浄後にも乾燥期間を設け、次は養生を行います。
窓だけでなく、玄関・勝手口のドアやポーチ、エアコンの室外機など、塗料が付着してはいけない場所を全て専用のビニールで覆います。
さて、いよいよ2色塗り分け工程のご紹介です。
せっかく凹凸のあるタイル調のサイディングですし、何よりも「今と同じ感じで仕上げたい」という施主様のご希望なので、この方法が最適ではないかとご提案しました。
通常は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで仕上げるのですが、塗り分けの場合、下塗り1回・中塗り2回・上塗り1回の4回塗りで仕上げていきます。
まず下塗りですが、アステックペイント社の「
エポパワーシーラー」を使用しました。
採用されている樹脂サイズが非常に小さいので、しっかり浸透して後続塗料との付着力も高めてくれる塗料です。
下塗り後、まずベースとなる色を塗装します。
ここからは下塗りと同じくアステックペイント社の超低汚染シリーズ「
リファインMF-IR」という無機フッ素塗料を使用しています。
独自の無機成分を配合しており、汚れが付着しにくい塗膜を形成します。
メーカー発表の耐用年数が20年以上なので、施主様のご希望である「
何度も塗り替えたくない」というご希望に沿えるのではないかと思います!
ベースの色は「スレートグレー」という石板のような濃い灰色です。
これを2回塗装し、塗膜の厚みを確保します。
最後に、仕上げの上塗りです。
極細ローラーを使用し、サイディングの凸部に塗装します。
「テラコッタ」という色を使用しました。イタリア語で「焼いた土」という意味があり、その名の通り、素焼の焼き物の陶器のような色です。
レンガ調のサイディングにはぴったりだと思います。
塗装後、問題がなければ足場を解体します。
その後で勝手口ポーチの左官工事に入ります。
電動工具を使って、一部剥がれていたタイルを取り除きます。
はつり作業後は、きっちりと養生をしてモルタル塗装の準備に取りかかります。
プライマーを塗布し、下地となるコンクリートとモルタルが接着しやすい下地を作ります。
プライマーが乾いたらモルタルを塗り、左官職人さんが慣れた手つきで仕上げていきます。
完成です!
表面も美しくなめらかに仕上がりました。
以上で全ての工事が完成です。
タイル調のとても艶やかで美しい外観が出来上がりました!
施工前の写真と比べてみると一目瞭然ですね。
一部を直しただけでもこれだけ見映えが変わります。
また、塗り分け塗装についても興味のある方は是非ご相談ください!
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