弊社営業マンとご主人が意気投合して話が弾んだのが直接のきっかけでした。
奥様も交えてお話を聞くと、実は
リフォームしたい場所がたくさんあるということでしたので、とりあえずご予算をお聞きし、工事する箇所を決めていきました。
奥様とご主人それぞれの意見をお聞きして話し合いを進めた結果、まず2階の内装工事をし、あとは外装工事を行うことになりました。
施工内容
外壁塗装 屋根材 工事全般 足場工事 現場調査・点検 シーリング打ち替え 屋根塗装 その他 中古住宅 瓦屋根葺き替え工事 雨樋交換 物置解体
使用材料
【モルタル外壁】ホワイトフィラーAⅡ,シリコンREVO1000-IR【漆喰外壁】マルチエースⅡ-JY【屋根葺き替え】ニスクカラーSGL(ツヤ消しブラックパール)【金属屋根塗装】シャネツトップワンSi-JY
最初に室内のリフォームを行っています。
その後、屋根や外壁の工事に着手しました。
まずは最初の点検のようすからお伝えします。
外壁は、
モルタルと漆喰の2種類の外壁材が使われています。
ところどころで、クラックが入っている個所が見受けられました。
また雨樋も、錆が出て穴が空いているところが散見されました。
しっかりクラックを補修し、それぞれの外壁材に合わせた塗装をします。また雨樋は交換することになりました。
伝統的な入母屋住宅で、大工さんや職人さんがしっかりこだわりを持って仕上げているのが分かります。
実は雨漏りがあり、以前住んでいた方が修復してくれたそうです。
ただやはり経年劣化は避けられません。
隅棟や土居ノシの漆喰は変色してひび割れ、土が表出して崩れ始めています。
瓦屋根は風格もあり、きちんとメンテナンスをして長持ちさせるのも良いですが、最近の災害等で
瓦屋根の重さが心配だと、葺き替えをご希望のお客様も増えています。
今回も
SGL鋼板に葺き替えることになりました。
ベランダ下の金属屋根ですが、やはり色あせ、部分的な塗膜の剥がれ、へこみなどの劣化症状が見られます。
金属屋根はとにかく錆が天敵です。今回、一緒に再塗装します。
外壁の塗装工事はいつも通り下塗り・中塗り・上塗りの3工程で進めます。
ただ、屋根の葺き替え工事については下屋根も行うので、足場の関係上、先に2階部分を施工し、2階の足場を外して1階の施工に取り掛かる・・・という工程になります。
箇条書きにすると、
1.足場設置→2.洗浄作業
→3.外壁塗装(2階)→4.屋根葺き替え(2階)
→5.足場解体(2階)
→6.屋根葺き替え(1階)→7.外壁塗装(1階)
→8.足場解体(1階)→9完成
となります。
高所作業となりますので、足場の設置は必須となります。
今回は下屋根にも足場が乗るので、より慎重に足場が組まれています。
そして最後にメッシュシートが張られて足場の組立ては完成です。
足場ができたら塗装職人が入って、高圧洗浄から始めます。
この時に蓄積された汚れや古い塗膜などをきれいに洗い流します。
こうして下地をきれいにすることで、塗料の乗りが良くなります!
今回は破風板も塗装するので一緒に洗浄しています。
モルタルや漆喰の外壁は、もともとひび割れが起こりやすい外壁材です。
幅0.3ミリ以下、深さ4ミリ以下のヘアークラックと呼ばれるものであれば大きな問題ではないのですが、これ以上になってしまうと建物の構造自体にダメージを与えるものになる可能性が出てきます。
ちょっと見過ごせないようなひび割れを発見してしまったら、なるべく早めに専門の業者さんに点検してもらってくださいね!
今回のクラックはちょっと大きいので、塗装後も、探せば補修跡がわかってしまうものになるかもしれません(;^_^A
塗装前に、塗料が付着してはいけないところを全て専用のビニールで覆います。
この作業をすることで、余計な気遣いなく塗装に集中することができるので、品質向上にもつながるのです。
モルタル部分の下塗りに使用したのは、アステックペイント社の「
ホワイトフィラーAⅡ」という微弾性フィラーです。
シーラーやプライマーよりも粘度が高く、乾燥後は柔らかい塗膜になるので、細かなクラックや微細な建物の動きに追従することが期待できます。
漆喰部分には「
マルチエースⅡ-JY」という塗料を2回塗りします。
微粒子のアクリル樹脂が採用されているので、下地の深部まで浸透して硬化します。
そのため、下地との付着性が高くなりシーラーレスでの施工が可能となっています。
モルタル部分には、下塗り後に「
シリコンREVO1000-IR」という上塗材を2回塗り重ねます。
この塗料は、劣化要因に強いシリコン成分を一般的なシリコン塗料の約3倍配合し、ラジカル制御型の白色顔料を使用しています。
そのため高い耐候性を発揮し、塗膜の劣化を抑制することも可能となり、長期間にわたって美観を維持できます。
漆喰部分とモルタル部分で塗料は違いますが、色は同じ「ライトクリーム」を採用しています。
2回塗り重ねてしっかり塗膜の厚みをつけています。
色もきれいに入りました。
屋根と外壁以外の軒天や鼻隠し・破風板などをまとめて「付帯部」と言います。
今回塗装した付帯部をまとめてご紹介します。
軒天には漆喰部分と同じアステックペイント社の「マルチエースⅡ」という艶消しの塗料を使用しました。色は「クールホワイト」です。
この塗料は防カビ・防藻性も兼ね備えているので、日当たりの悪い軒天には適した塗料と言えます。
鼻隠しや破風板は木部で、本来なら木部専用塗料を使いたいところですが、以前塗装したであろう塗料が専用塗料ではなかったようです。
木部用の塗料がうまく付着しなかったので、「
マックスシールド1500Si-JY」というシリコン塗料を使用しました。
妻壁や破風板も、鼻隠しと同じく黒系で塗装しました。2回塗りで仕上げます。
この後、グリーンの瓦屋根から黒系のSGL鋼板へと葺き替えるので、またイメージがガラッと変わりますね。
屋根の葺き替え工事は、まず瓦を撤去するところから始めます。
一番上の棟から撤去していきます。
年季の入った建物なので、しっかりと土が出てきました。
桟木なども取り外し、瓦や土を入れた土のう袋などと一緒に下ろします。
きれいに掃除したのち、ルーフィングシートを張っていきます。
万が一、屋根材の下に雨水が入り込んだ際に二次防水の役割を果たすものです。
現場で加工したSGL鋼板を屋根の上に上げて、軒先から葺いていきます。
屋根の先端部には唐草やケラバ板金などの水切り役物を設置します。
少し前まで「ガルバリウム鋼板」が主流でしたが、最近ではさらに耐久性の良い「エスジーエル鋼板」が主流になってきました。
複雑な造りの入母屋の屋根なので、細かい所も丁寧に施工しています。
しっかり下地を作って、雨押え板金を施工しました。
棟部分は貫板という木下地を取り付けて、棟板金を設置します。
下屋根も複雑な造りでしたが、大屋根と同じくきっちり役物を設置して完成しました。
ベランダ下のトタン屋根の部分は、錆が出ていなかったので「
シャネツトップワンSi-JY」という塗料を使いました。
錆止め用下塗材と同等の防錆性があるので、錆の発生がよほどひどくなければこの塗料を使って2回塗りで仕上げることができます!
霧除けも、同じ塗料を使って塗装しました。
こちらは他の付帯部と合わせて黒系のカラーを使用しています。
外壁や屋根の他にも、波ポリカの交換、物置や建具の修理交換なども行いました。
完成です!
すっきりとした外観に仕上がりました。
出来上がりを見てご夫婦そろってとても満足してくださいました。
今回は内も外も物置もと、施主様ご夫婦がずっと気にしていたというところをまとめてリフォームすることができました。
ただ、やはりご予算やライフプランなど、しっかりお話をして打ち合わせをすることがとても大切です!
弊社ではとことんお話を伺う用意がございますので、遠慮なくご相談いただきたいと思います!
こんなスタッフがお伺いいたします⇒
スタッフ紹介
街の外壁塗装やさん飯田・伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
関連記事
※ご自身で点検される場合、安全な位置からご確認下さい。
≪お電話はこちら≫9時~18時まで
0265-55-0796
0800-080-0796(フリーダイヤル)
初めての方は是非、こちらも合わせてご覧ください。⇓⇓
外壁塗装工事が初めてでどうやって相談して良いかわからない方へ
不安のケース1
問い合わせたら、しつこく営業されそう・・・
不安のケース2
自分の要望を業者に伝えられるのか不安・・・
不安のケース3
料金への不安 ぼったくられそう・・・
少しでも『不安だな。』と思われる方はこちら⇓⇓
お客様に安心してご依頼いただけるように、スタッフも最善を心がけ
対応しています。
≪料金が不安だなと思われる方へ料金の目安⇓⇓≫
≪24時間随時受付≫
≪お電話はこちら≫9時~18時まで
0265-55-0796
0800-080-0796(フリーダイヤル)
記事内に記載されている金額は2024年08月09日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。