突然の強い雨で出窓から雨漏りがしたため
安曇野市で突然の強い雨で出窓から雨漏りしてしまったので見てほしいというご相談があり急行しました。雨漏りのお悩みはお住まいの皆様には深刻な問題です。原因を特定するのはなかなか難しいのですが、丁寧に調査した結果、窯業系サイディングのボード間の目地に打たれているシーリング(コーキング)が劣化していて、一番怪しいところはシールがなくなっていて目地が口を開いている状態でした。残っているシールも撤去して打ち替え工事をすることになりました。
【コーキングとシーリングの違い】詳しくはこちら
雨漏り調査をしてから工事するまで少々お時間をいただきます。その間雨が降ってはまた雨漏りする可能性があるため、見栄えは悪くなりますが、ブルーシートで雨養生をしておきました。こうしておけば多少雨が降っても心配ありません。窓がふさがってしまったりチョットうっとうしいですがご辛抱ください。
あまり残っていませんでしたが、古いシール材の撤去をします。目地の両サイドをカッターできれば簡単に取れるのですが、取りずらい場合はスピンカッターという道具の力を使って撤去します。今回はカッターで簡単に取れました。
スピンカッターを使ったシーリング撤去の様子はこちら
目地の両サイドにマスキングテープを貼ります。ボード面にはみ出さないようにするためです。たまにDIYでシーリングを打たれる方がいますが、ほとんどの方がこのマスキングをしないで打たれているため、仕上がりの見た目がきれいになりません。こういったところがプロの我々とノンプロの皆さんの違いだと思います。対価をいただいている以上きれいに仕上げます。
使用したシーリング材は、タイヤメーカーでおなじみの横浜ゴムのハマタイトです。タイヤだけでなくシール材も作っていたんですね。このハマタイトは変成シリコンと言って、将来的に外壁塗装をする際、変成シリコンでないと上から塗装することができません。DIYをするほとんどの方はこの知識がないため、ホームセンターなどの売り場で並んでいる一番安いシール材を買ってしまいます。変成シリコンはちょっと高いのでお買いになったシール材は多分変成シリコンではないと思います。
変成シリコンのハマタイトを押し出し型のガンで目地に注入していきます。
目地に打ったシールとマスキングがついたシールが乾くと一体になってしまって、マスキングテープを剥がすとせっかく打った目地のシールが一緒にくっついてきてしまいます。そのため、シーリングが乾く前にシールを売ったらすぐにマスキングテープを剥がします。これで工事完了です。雨漏りの心配もなくなりました。
記事内に記載されている金額は2021年03月25日時点での費用となります。
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