「この前の建物無料点検でご指摘いただいた雨樋の歪みですが、外壁塗装工事と同時に修理をお願いしたいと思います。家族で話し合ったのですが、また雨樋修理のためだけに足場代を出すのは勿体ない、という結論になりました。修理は交換修理ではなく、歪みを金具調整するパターンの方でお願いします。」とのことでございました。屋根・外壁塗装のカラーシュミレートを彩る形で、雨樋の設置箇所である鼻隠しと雨樋のカラーを合わせることで、邸宅の一体感を演出しました。雨樋を交換した場合は、雨樋交換工事と鼻隠し塗装で41万円程掛かります。今回、雨樋金具の調整と鼻隠し塗装で10万円となり、費用を大幅に節約できました。
現地調査時に撮影された雨樋と、雨樋を外した後に撮影された鼻隠し(はなかくし)です。雨樋の一部に歪み・開きが見られますね。おそらく積雪の際に、雪の重みで歪んでしまったと考えられます。鼻隠しは、普段は雨樋に隠れて見えませんが、雨樋・支持金具外してみると汚れが付着しています。今回は雨樋・鼻隠し共に塗装を行います。
雨樋は交換が推奨される状態ですが、予算の関係で支持金具の調整のみ行い、排水確保をしました。
塗装を行う前には、高圧洗浄でしっかりと汚れを落とすことが大切です!高圧洗浄で落としきれなかった汚れ・古い塗膜は、ケレン作業を行いしっかりと落としていきます。鼻隠しは軒天井とつながっています。放置し過ぎて、鼻隠しに雨水が染み渡ると、次は軒天へと浸食します。長期的に見ると、いずれ雨漏りに繋がってしまうことも珍しくありません。雨樋に隠れているからメンテナンスいらないのでは?と思われがちな鼻隠しですが、しっかりと塗装メンテナンスを行う事が大切です(^^)/
しっかりと乾燥させたら、ようやく塗装作業に進みます。もともとホワイトの鼻隠しでしたが、チョコレート色にカラーチェンジしました。今回は、破風・鼻隠し・雨樋(軒樋・竪樋)・雨戸戸袋の色を合わせています。屋根と似た色を使用し、住宅に一体感が出るように仕上げました。ちなみに、軒天は外壁の色と合わせてホワイトに仕上げています(*^-^*)
塗料は、日本ペイント「ファインフッソ」を使用しました。フッ素塗料なので、ウレタン塗料やシリコン塗料に比べると、耐候性や防藻防カビ効果が非常に優れています。
弊社では、付帯部おいても長期自社保証をお付けしておりフッ素塗料では5年間の塗膜保証をお付けいたします。
鼻隠しの塗装を終え、雨樋の設置へと進みます。まずは支持金具を設置します。支持金具は、名前の通り雨樋を支える金具です。鼻隠しに取り付けられ、強風や積雪の影響を最も受けやすい部位です。雨水が流れるように傾斜を付けながら金具を設置します。がたがたになってしまうと雨樋が設置できないため、職人さんの腕の見せ所ですね!2枚目は完工時の写真です。鼻隠しと雨樋が一体感が出ていますね(*^^)v
計算して取り付けた支持金具に軒樋を設置します!雨樋工事は足場仮設が必要になるため、屋根・外壁塗装の際に、雨樋の不具合・経年劣化を確認しておき、まとめてメンテナンスを行いましょう(^^)/
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記事内に記載されている金額は2024年12月22日時点での費用となります。
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