地球規模の温暖化の影響かどうかは分かりませんが毎年、猛暑が続いているような気がします(昨年、2014年は普通でしたが)。暑い夏、塗るだけで室温を下げてくれるのが遮熱塗料です。塗る部分の素材にもよりますが、表面温度を数十度、室温を数度さげてくれます。たかが数度と思われるかもしれませんが、室温32℃を28℃まで下げるのと、30℃を28℃まで下げるのでは電気代は全然違いますよね。
遮熱塗料は太陽光を反射することによって温度上昇を防いでいます。デメリットとして冬は寒くなり、光熱費が今までより少し嵩むことになりますが、トータルではお得なります。というのも、夏の時期に太陽から受けるエネルギーを100とすると、冬は40くらいです。遮熱塗料でこのエネルギーを半分カットできたとすると、夏は50、冬は20となります。夏は50の得となり、冬は20の損となるのでトータルでは30のお得となるわけです。
写真は遮熱塗料のサーモアイです。下塗り用のシーラーでも日光を反射します。実際にこの塗料で屋根塗装を行ったお客様の声を聞いてみますと、「昼間は今までよりもエアコンの設定温度をやや弱め位でハッキリした違いは分からなかったけど、日が沈むと急に涼しくなってビックリした」とおっしゃっていました。日光を反射させることによって建物への蓄熱を防ぐので、熱帯夜対策にもなるのです。
小さなお子様やご老人がいるご家庭ではお庭の遊具や手摺りに塗ることによって、火傷を防ぐこともできます。
ヒートアイランド対策にもなるので、自治体によっては助成金が出る場合もあります。興味のある方は役所に問い合わせてみましょう。
記事内に記載されている金額は2021年06月14日時点での費用となります。
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