品川区南大井の築20年のお住まいで窓周りの雨漏りにお悩みということで点検のご依頼を受けました。現場を見てみますと確かに窓に沿って雨染みが確認できます。
サッシのシーリングを点検
建物屋外から現場の様子を見ていきます。注目すべきは、モルタル外壁とサッシの境目にあるシーリングです。特にサッシ上部のシーリングが劣化し、汚れが溜まったり一部捲れてしまっています。シーリングは外壁の取り合い部分の隙間から雨水の浸入を防ぐ役割がありますが、劣化し剥がれれば雨漏りの原因になります。庇がなく雨水が直接当たってしまったことによって劣化して捲れてしまったようです。
モルタル外壁も劣化か?
サッシ周辺のモルタル外壁も併せて見ていくと、サッシ下部が黒く汚れています。これはサッシに溜まった汚れが雨水で流れてできたものです。こちらもサッシ上部に庇がなく、雨水が直接サッシに流れてしまうお住まいによく見られる事象です。さらにその汚れの近くにはひび割れ(クラック)も確認できます。汚れの付着とクラックは外壁の劣化のサインですのでメンテナンスした方が良いでしょう。
メンテナンスのご提案
今回、雨漏りの原因となっていたサッシのシーリングは、新たなシーリングを増し打ちすることで修繕していきます。というのも打ち直しのために古いシーリングを取ろうとすると、サッシ自体がずれてしまう可能性があるからです。簡単に汚れを落としたのち、サッシとシーリンング間の隙間に新しいシーリング材を充填していきます。続いて汚れが付着し、クラックが発生しているモルタル外壁は塗膜が劣化していることが考えられますので、塗装でメンテナンスしていきます。今回のクラックは幅0.3mm以下のヘアクラックと呼ばれるものです。この程度のクラックなら上から塗装するだけで修繕できますので、高圧洗浄で汚れを落としてからまとめて塗装していきます。
シーリングの劣化と塗膜の劣化を招いたのは、サッシの上に庇がないことが原因と考えられます。今回はシーリングの増し打ちとモルタル外壁の塗装によるメンテナンスのみでしたが、もし雨漏りの症状が見られて、同様の症状が出ているという場合は、庇の設置も含めたメンテナンスをするとより安心していただけるでしょう!そういった工事のご依頼・お見積もりはぜひ私たち「街の外壁塗装やさん」までお気軽にお問い合わせください!
記事内に記載されている金額は2022年07月12日時点での費用となります。
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