外壁の黒ずみ汚れが目立ってきたとのお問い合わせをいただき、大田区田園調布のお住まいに点検へ伺いました。築20年で、外壁は多くのお住まいでよく見る、モルタルの吹き付けタイル仕上げです。それでは問題の箇所を含めお住まいの様子を見ていきましょう。
こちらが外壁の様子です。全体的に黒ずみが目立っていますね。モルタル外壁が黒ずんでしまうのは、主に塗膜の劣化による汚れの付着が原因です。塗膜が劣化しているということは、外壁材の表面が保護されていないということです。現時点では汚れているだけと思われるかもしれませんが、この状態を放置すればモルタルに雨水が染み込んでしまい、雨漏りやモルタルの剥がれなど、大きな問題を招いてしまうでしょう。
また、ひび割れ（クラック）も確認できます。こうした、壁面に長く一筋入っているクラックは、放置しておくと雨水が浸入して雨漏りにつながったりもします。地震によってひび割れが大きくなりますので、早々に補修しておきたいところです。
点検に伺った際、もう一点気になったのがお住まいの周りにあるブロック塀です。ブロック塀はコンクリートなので、あらゆるところから吸水しやすく、汚れやひび割れも起きやすいです。塗装されている面の塗膜もクラックや汚れが目立っていますので、この機会にまとめて塗装でメンテナンスしてあげると良いでしょう。
記事内に記載されている金額は2022年12月16日時点での費用となります。
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