大田区鵜の木のお客様より、外壁のひび割れや汚れを補修したいとご依頼をいただきました。早速、点検に伺ってみると、外壁はオレンジのジョリパットで、おしゃれな雰囲気のお住まいです。それでは詳しくみていきましょう。
窓枠の周りにひび割れが見られます
まずは外壁のひび割れ(クラック
)
を見て
いきましょう。
クラックは外壁のどこにでも起こる可能性がありますが、特に窓枠や釘が打ってあるところに起こりやすいという特徴があります。今回のお住まいでも窓枠の周りのクラックが多く確認できました。こうしたひび割れがあると見た目にもボロボロに見えてしまいますが、1番の問題は、ここから浸入した雨水によって塗膜が剥がれてきたり、雨漏りとして建物にさまざまな被害をもたらすことでしょう。小さなひび割れだからと放置せず、メンテナンスの目安にして早めに対処できるようにしていくと良いでしょう。
さまざまな汚れも確認できました
窓枠の下には先端から広がるように汚れがついています。窓枠の上部に溜まった汚れが雨水によって流され、このように外壁を汚してしまっているようです。窓上部に庇がない外壁ではこのような汚れ方がよく見られます。続いて、陽の当たらない北側の壁面では緑色に苔が生えているのが見えます。植物も茂っており、ジメジメと湿気も高い環境が相まって苔が生えてしまったのでしょう。このように汚れのつき方はさまざまですが、汚れがつくということは「塗膜が劣化していて汚れから保護できていない状態である」ということなんです。これらの汚れもメンテナンスの目安として注意しておくと良いですね。
ジョリパットのおしゃれさも残しつつ塗装でのメンテナンスを!
点検が終わり、外壁のひび割れ(クラック)や汚れ・苔の付着といった塗膜劣化の諸症状をメンテナンスできる工事をご提案させていただきました。もともとがデザイン性のあるジョリパットで仕上げた外壁のお住まいでしたので、今回はその質感を活かせるような外壁塗装をお勧めいたしました。全体の流れとしては、まずはジョリパット表面のパターンを傷つけないように細心の注意を払いながら汚れを落とします。汚れが落とせたらクラックをシーリングで補修し、塗装で表面を保護したら完了です。使用する塗料には「ジョリパットフレッシュ」を採用することで、塗装後に余計な艶が出ることなく、表面の質感と風合いをそのまま活かせるようにしていきます。
ジョリパット外壁はしっかりとメンテナンスをしていけば50~60年程度の耐用年数があるとも言われています。長持ちさせるためにも、定期的に点検をして今回の事例のような劣化症状があればメンテナンスを検討するようにしましょう!
記事内に記載されている金額は2023年01月13日時点での費用となります。
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