今回は、大田区大森西で外壁のメンテナンスを検討中とのお客様より、点検のご依頼をいただきました。外壁はALCでシーリングが黒く変色しているのが気になるのだそうです。どのようなメンテナンスが必要になるのか見ていきましょう!
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シーリングの劣化症状
こちらが外壁の様子です。確かにALCサイディングの目地に充填されているシーリングが黒くなっていますね。シーリングがひび割れたり、剥がれ始めている箇所もあるようです。シーリングが黒くなるのは可塑剤が滲み出てきてしまうからです。可塑剤はシーリングをゴムのように柔らかく保つために含まれているのですが、経年劣化で表面に滲み出てきてしまうんです。(ブリード現象)
結果、柔軟性を失ったシーリングは硬化して、ひび割れや剥がれといった不具合を起こしてしまうことになり、目地にできた隙間から雨水が内部に浸入してしまいます。
塗膜が劣化して水分を含んでいるようです
続いて外壁材の様子も見ていきます。まず、黒い手袋をつけた状態で外壁の表面を触ってみると…なんと!白い粉がびっしりと付いてきましたね!これはチョーキング現象といい、塗膜が劣化しているサインです!
塗膜が劣化するとどうなるかというと、外壁の表面の撥水性が失われてしまいます。ALC外壁は水分を吸水しやすいので、この状態で放置すると外壁材を傷めてしまいます。頑丈そうなALC外壁でも、内部に水分を含んでしまうと、「爆裂」といって内側から割れたり崩れたりしてしまうことがあるんです。
外壁はすでに吸水が進んでいるようで、水分を含んで湿っているために緑色の藻が生えてしまっていますね。大きな不具合につながる前にメンテナンスをしておきたい状態です。
シーリングの打ち替え、外壁塗装工事のご提案
点検の結果、シーリング、塗膜の劣化以外は特に大きな不具合は出ておらず、今がメンテナンスの適期と言えるでしょう。
劣化したシーリングは、古いものを剥がしてから新しく打ち替えていくことで補修できます。シーリングの寿命は短く、3年ほどで劣化が始まり、7年経つ頃にはメンテナンスが必要になってきます。そこで、私たち街の外壁塗装やさんでは耐用年数15年超と言われる「オートンイクシード」での工事を推奨しています。シーリングの打ち替えは、足場をかけることも多く意外と費用がかかるものです。長持ちさせてトータルコストを安くしていきましょう。
シーリングを打ち替えたら外壁塗装で塗膜を形成します。ALC外壁はきちんとメンテナンスをしていけば丈夫で長持ちする外壁です。外壁塗装の際は、塗料もラジカル制御機能を備えた耐久性の高いものを選ぶことで、より長持ちさせられるでしょう!工事の際にどんな塗料を塗れば良いかわからない場合はお気軽にご相談ください!
記事内に記載されている金額は2024年07月11日時点での費用となります。
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