お客様の一番のお悩みは漆喰の剥がれと、外壁を触ると手が白くなってしまう事でした。
漆喰外壁に触れると白い粉が指につく「チョーキング現象」は、塗膜が紫外線や風雨によって分解され、顔料が浮き出してきた状態です。
この現象が見られると、防水性が低下している証拠であり、早急な塗り替えが推奨されます。
放置するとひび割れや雨漏りのリスクも高まります。
コケやカビの発生は、湿気の多い環境にある外壁で特に起こりやすくなります。
漆喰外壁は吸放湿性に優れている反面、メンテナンスを怠るとこうした汚染が進行しやすくなります。
特に北面は日照時間が少なく、湿気が滞留するため汚れが顕著です。
高圧洗浄と防カビ・防藻塗料の塗布が有効な対策となります。
建物の北側の外壁は、陽が当たりにくいため乾燥しにくく、劣化の進行が早い傾向にあります。
実際に市原市牛久の住宅でも、北面の漆喰外壁に著しい劣化や汚れが確認されました。
こうした面は定期的に点検を行い、早めの対応が必要です。
天然素材である漆喰は、呼吸性に優れる一方で、表面の吸着力が強いため、空気中の汚れや水垢が付着しやすい特性があります。
とくに雨だれや排気ガスによる黒ずみは、外観を大きく損ねる原因になります。
防汚性能のあるトップコートや、低汚染型塗料での再塗装が有効です。
全体的に見て、漆喰外壁の劣化は一部分にとどまらず、外壁全体に広がる傾向があります。
写真のように壁全体に黒ずみが広がっていたり、チョーキング、コケの繁殖など複合的に劣化が進んでいるケースでは、全体的外壁の塗り替えや補修工事が必要となります。
記事内に記載されている金額は2025年06月08日時点での費用となります。
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