モルタル外壁とは?
モルタル外壁とは、セメント・砂・水を混ぜて作られるモルタルを下地に塗り重ね、左官仕上げや吹き付け仕上げを施して完成する外壁のことです。
日本では昭和後期まで広く採用されてきた外壁材で、現在も一部の住宅やリフォーム現場で見られます。
モルタル外壁のメリット

1. 自由な意匠性 モルタルは職人の手作業で仕上げるため、様々な模様や風合いを表現できます。 和風にも洋風にも調和し、デザイン性に優れているのが大きな特徴です。
2. 継ぎ目がない外観 サイディングとは異なり、モルタル外壁は継ぎ目(目地)がないため、シンプルでスッキリした見た目になります。 雨漏りリスクの一因となるシーリング材の劣化もありません。
3. 防火性が高い モルタルはセメント系の無機材料であるため、耐火性に優れています。 火災時の延焼リスクを抑える外壁材としても有効です。
モルタル外壁のデメリットと劣化症状

モルタル外壁には以下のようなデメリットと劣化症状がみられます。
1. クラック(ひび割れ)が発生しやすい 乾燥や地震などの振動により、モルタル外壁はひび割れ(クラック)が発生しやすいという欠点があります。
こちらの画像では、窓下にヘアークラックが確認できます。 幅は0.3mm以下ですが、放置すれば雨水が侵入し、内部の木材を腐食させる可能性もあります。
もう一枚の画像でも、外壁の角部に沿って縦に長くクラックが見られました。 ここまでの大きさになると、構造クラックである可能性も考えられ、早急な補修が必要です。
2. 汚れやカビが付きやすい モルタル表面はざらついており、空気中の汚れが付きやすい特徴があります。 また、日当たりの悪い面ではカビや藻が繁殖することも。
3. 定期的な塗装メンテナンスが必要 塗膜が劣化すると防水性が失われ、モルタルが水を吸ってしまいます。 10年ごとの塗り替えが推奨されます。
モルタル外壁の補修方法

ひび割れや塗膜劣化が進行したモルタル外壁には、以下のようなメンテナンスが必要です。
1. クラック補修 小さなヘアークラックであれば、弾性フィラーで埋めた後、上から塗装することで対応可能です。 構造クラックの場合は、Uカットシーリングや樹脂注入など、強固な補修が求められます。
2. 塗装の塗り替え モルタル外壁には、弾性系塗料(シリコン弾性、ピュアアクリルなど)が適しています。 これらは微細な動きに追従し、クラックの再発を抑える効果があります。
3. 左官補修+再塗装 クラックが広範囲にわたる場合や、欠損がある場合は、左官でモルタルを塗り直し、再塗装を行います。 この場合は熟練職人による技術が必要です。
今回の現場では、複数のヘアークラックと構造的なクラックが確認されました。 塗膜自体の劣化も見られ、チョーキング現象(粉ふき)も報告されています。
これらを放置すれば、建物内部の劣化を進行させる原因となるため、早急な補修と外壁塗装が必要です。
私たち街の外壁塗装やさんでは、モルタル外壁に関する調査・診断・補修・塗装を一貫して行っております。
調査は無料で承っており、現場の状況に応じて最適なご提案をいたします。
袖ヶ浦市坂戸市場をはじめ、千葉県全域で実績多数。 モルタル外壁のことならぜひ私たちにご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年08月11日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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