玄関上の屋根劣化
今回はこちらのお宅の玄関の上の屋根部分から雨漏りがあるので調査しています。
玄関上の屋根
こちらが玄関上の屋根になります。アスファルトシングル葺き屋根です。下地が腐食してしまい屋根自体が下がっています。
アスファルトシングルとは
アスファルトシングルとは、アメリカで開発された屋根材です。ガラス繊維にアスファルトを浸透させて、表面に石粒を吹き付けて着色したもので「シングル材」と呼ばれることもあります。日本ではほとんど普及していませんが、アメリカやカナダではとても多く使用されていて、加工しやすく近年では耐久性も高い屋根材だと言われています。また屋根下の防水シートとして使用されている「アスファルトルーフィング」は名前はにていますが、別の物になります。
屋根材を撤去
屋根材を撤去していきます。下地のベニヤ板が見えました。酷く腐食しているのが確認できます。
傷みが激しい
アスファルトシングル雨漏りの原因
雨漏りの原因は、いくつかありますが
・釘穴からの雨漏り
・捲れや剥がれ
・排水性が落ちている
とあります。
・釘穴からの雨漏り
・捲れや剥がれ
・排水性が落ちている
とあります。
釘穴からの雨漏り
アスファルトシングルは施工時に釘を打ち込み最終的に接着剤で固定することによって完成する屋根材です。しかし打ち込んだ釘は主に風雨などの環境的な要因で劣化します。施工時に釘頭が出ないように完璧に釘打ちしても、経年劣化で釘が出てきてしまうことがあります。この釘が緩んだところから雨水が侵食し、雨漏りに繋がってしまいます。対策としては、緩まっている釘を打ち直してその上からアスファルトシングルを重ねます。そうすることで雨漏りを防ぐことができます。しかし侵食の程度によっては屋根事取り替える必要も出てきます。
捲れや剥がれ
先ほどお伝えしたように、釘は経年劣化で緩まってしまいます。経年劣化の影響は釘だけではなく、釘によって留められているアスファルトシングルそのものに及びます。結果、アスファルトシングルが捲れてしまったり、剥がれてしまったりします。一度捲れたり剥がれてたりすると、それより下層の明日がるとシングルにも侵食していきます。このように釘の緩みはアルファるとシングル自体の劣化をもたらしてしまいます。
排水性が落ちている
経年劣化していくと表面にある小石が取れたり、苔やカビが生えたりします。表面が劣化すると排水性が落ちてしまうのでその結果屋根に水が溜まり、そこから侵食が進んでしまうという結果になります。
屋根下地撤去
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記事内に記載されている金額は2024年07月26日時点での費用となります。
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