モルタル外壁の特徴・塗装の必要性
まず、モルタル外壁はセメント・砂・水を混ぜ合わせて作られる外壁で、その独特な風合いと高いデザイン性が魅力です!耐火性や断熱性に優れており、衝撃にも強い特徴を持ちます(^^)
また、職人によって1枚1枚半固体の外壁材を塗り、それが時間を掛けて乾燥する事で外壁となります。
スタッコ仕上げ・リシン仕上げなど工法によるデザインの種類・自由度が豊富で、職人の手作業によって温かみを感じさせる仕上がりが大きな特徴です。
しかし、デメリットとして「ひび割れ」が生じやすく、また施工期間が比較的長いと言う点に注意が必要です。
さらに、主原料である「セメント」は防水性・撥水性を備えておらず、塗膜によって水分から外壁材が保護されています。
その為、劣化した塗膜の防水性を回復させる為にも、モルタル外壁は定期的な塗装メンテナンスが必要不可欠です。
外壁塗装メンテナンスの頻度は約10年程度が目安言われていますが、お住まいの劣化進行具合は立地・環境によっても変動します。塗膜の剥がれやチョーキングの症状が見られる場合は、防水性を回復させる為にも塗装工事を早めに行うことが重要です!
特に、凹凸のある仕上がりのモルタル外壁は汚れが付着しやすく、外壁の吸水はひび割れの原因にも繋がりますので注意が必要です。
まずは、知識・経験豊富な施工業者に点検を依頼してみましょう!
ジョリパット仕上げの特徴・塗装の必要性
一方、「ジョリパット仕上げ」とはモルタル外壁を下地として直接塗布される塗り壁材の一種です(^^)/180種類のカラー100種類以上のパターンがありますので、現場ごとに異なる模様や仕上げで独特のデザイン性・高い意匠性をもつ外壁を仕上げる事が出来ます。
また、耐久性が非常に高い事も大きなメリットであり、しっかりとメンテナンスを行っていけば約50~60年程度の耐用年数があるとも言われています!
モルタル外壁と違い、ジョリパット仕上げではひび割れも発生しにくいです。
しかし、耐久性・対候性に優れるジョリパット仕上げは色褪せ・ひび割れなどが生じにくいとされていますが、それでも塗膜の劣化は進行してしまいます。
いかに耐久性の高いジョリパット仕上げでも、定期的な塗装メンテナンスは必要となりますので、注意しましょう!
塗膜の劣化症状として、
「壁が水を弾かなくなる」
「外壁の色褪せ・苔やカビの繁殖」
「汚れが落ちにくくなる」
等の症状が現れたら 外壁塗膜の塗り替えを必要としているサインです!
ジョリパット仕上げの優れた耐久性を維持する為も、定期的にメンテナンスを行っていきましょうね(^^♪
ジョリパット仕上げ外壁の塗装メンテナンスの注意点
ジョリパット仕上げ外壁の塗装メンテナンスには、いくつか注意点があります!
まず、注意が必要なのが下塗りの前に行われる「高圧洗浄」の工程です。他の外壁材と同様に高圧で洗浄してしまいますと、外壁材の吸水やパターンの凹凸の剥離に繋がってしまいます。
適切な水圧で洗浄を行う事が大切です!
また、微弾性塗料・弾性塗料は透湿性に劣る事から、絶対に使用してはいけません!高い吸水性を持つジョリパット内部の水分が水蒸気として外部へ逃げる際、塗膜がそれを逃がさないため「膨れ」を生じさせてしまいます(>_<)
そうした中、ジョリパット仕上げ外壁を塗装する際に使用する塗料には、アイカ工業「ジョリパットフレッシュシリーズ」もおすすめです!低汚染アクリル樹脂塗料などと比較して艶も抑えられ、ジョリパットの質感を損ないません(^^)/
もちろん、専用塗料以外の塗料でも塗装は可能ですが、やはり「専用」と名前が付く安心感は違います!
ジョリパット仕上げ外壁の現地調査の様子
続いて、実際にお伺いをさせて頂いた「劣化が進行したジョリパット仕上げ外壁」の現地調査の一例をご紹介いたします。八王子市兵衛で建物の調査をおこないました!
屋根と外壁の塗装工事をご検討中の事でしたので、屋根と外壁の状況を確認して適切なご提案をさせていただきます。
屋根の状態を確認します
屋根はスレート葺きです。
築18年ほどが経過していて今回が初めてのメンテナンスという事で、表面の撥水性が落ちていて汚れやコケなどが全体的に付着していました。
スレート屋根は定期的な塗装メンテナンスが必要です。
一般的には、高圧洗浄を行い汚れを綺麗に取り除きます。
その後、下地処理を行い、適切な塗料を塗布します。
塗料の選定は重要であり、耐久性や防水性を考慮して適切な塗料を選ぶ必要があります。
塗装工事が必要なスレート屋根ですが、塗装が出来ない(お勧めしない)スレートがあります。
今回調査で伺った屋根に葺いてあるコロニアルNEOがそれにあたります。
アスベストを含まないノンアスベストのスレート材で、製品自体の耐久性が弱く、割れや欠け等の不具合が出てしまう屋根材です。
塗装工事をおこなう事は出来るのですが、塗装をおこなってスレートの表面を保護してもスレート自体の劣化を止める事が出来ず、割れなどの破損は止まりません。
その為、コロニアルNEOの屋根は塗装工事でのメンテナンスはお勧めせず、屋根カバー工事や屋根葺き替え工事などの屋根工事をお勧めいたします。
外壁の状態
外壁はジョリパッド仕上げです。
ジョリパットは外壁塗装において特徴的なパターンや模様を描くことができる素材です。
世界に1つしかない仕上がりを実現することができ、カラーもデザインも豊富で180種類のカラーと100種類以上のパターンが用意されています!
また、ジョリパットは砂壁状の風合いを持ち、上質な仕上がりを実現することができます。
屋根と同様に年数が経過するとともに汚れの付着なども出てきます。
柔軟性のある塗膜ではありますが、下地の大きなクラックは追従することが出来ず外壁表面にクラックが結構出ている状況でした(>_<)
部分的にクラックから雨水が入り込んでいる状況もあり、この状況を放置すると外壁構造部の劣化・破損にもつながってしまいます(>_<)
適切な処理をおこなったうえでの塗装工事が必要になります。
外壁塗装工事は税込み657,800円から承っております。
下地の状態や面積、使用する塗料によっても変わりますので、まずはお気軽にご相談ください(^O^)/
私たち街の外壁塗装やさんでは、建物の状態とお客様のご要望をしっかりとお聞きした上で最適なご提案をいたしますので、安心してご相談下さいね(^^♪
記事内に記載されている金額は2024年08月23日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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