お洒落な見た目から一時期人気を集めたモニエル瓦ですが、現在は製造されておらず、メンテナンスがとても重要な屋根材なんです(>_<) 今回は、モニエル瓦の特徴や和瓦との違い、塗装メンテナンスの必要性や注意点にについて詳しく解説いたします(^^)/

モニエル瓦とは?特徴と和瓦との違い

画像は、墨田区墨田で現地調査をさせていただいたモニエル瓦です!
モニエル瓦は、かつて日本モニエル株式会社が製造していたセメント瓦の一種で、「乾式コンクリート瓦」とも呼ばれています。見た目が洋風で、おしゃれなデザインのものが多く、1970~1980年代には多くの住宅に使われました。
しかし現在は製造されておらず、新品を手に入れる事は困難な状況です(>_<)
モニエル瓦と一般的に使用される和瓦の大きな違いが、「塗装の必要性」です。
粘土を焼成して造られる和瓦と違い、砂利・コンクリートを主原料としてモニエル瓦は水に弱い特徴を持っています。
そのため、定期的な塗装メンテナンスによる保護が欠かせません!
モニエル瓦の塗装が劣化しているサインとは?


モニエル瓦に塗装メンテナンスを施す目安頻度は、一般的に約10年に1度と言われています。また、モニエル瓦に施された塗装は、劣化が進行する事で様々な症状を生じさせます。
以下の様な「塗装を必要とするサイン」を見逃さない事も大切です!
色あせ:
表面に施されている塗装は劣化が進行することで徐々に色あせ、景観の悪化にも繋がります。
カビやコケ:
塗膜の劣化は防水性・撥水性を低下する事で表面にカビ・苔が繁殖しやすくなってしまいます。
チョーキング:
チョーキングとは、塗膜に含有された顔料が劣化が進行する事で粉上に浮き出てしまう現象です。触ったときに白い粉が手につくことで確認できます。
ひび割れや欠け:
防水機能が切れた状態で放置すると、モニエル瓦が吸水・乾燥を繰り返す事でひび割れや欠けの原因となります。
モニエル瓦の塗装メンテナンスにおける注意点

モニエル瓦の塗装は、他の屋根材とは少し異なるポイントがあります。特に注意したいのが「スラリー層の処理」です!
スラリー層は塗料が密着しにくいため、塗装を施す前に適切な処理をしなければ新しく施した塗料がすぐに剥がれてしまいます(>_<)
「入念な高圧洗浄によるスラリー層の除去」「専用プライマーの仕様」など、下地処理が非常に重要となります。
モニエル瓦の塗装メンテナンスをご依頼される場合には、そうした知識・経験豊富な施工業者へご相談されることも大切です!
葺き替えも選択肢に!状態によっては屋根リフォームもおすすめ

前述の通り、モニエル瓦を長く安心してご使用いただくためには、定期的な塗装メンテナンスを欠かす事は出来ません。
しかし、その一方でモニエル瓦が盛んに使用されていたのは、1970~1980年代です。
そのため、現在ご使用されているモニエル瓦は寿命を迎えているケースも多く、そうした場合に塗装メンテナンスだけで状態を回復させることは難しいと言えます(>_<)
そうしたモニエル瓦の屋根リフォーム方法となるのが、「葺き替え工事」です。
防水紙・野地板などの下地材のメンテナンスを行った上で、屋根材も新しく交換するため、屋根を新品同様にリフォームする事が出来ます!
モニエル瓦屋根のメンテナンスをご検討されている方がおられましたら、ぜひご検討ください。
しかし、その一方でモニエル瓦が盛んに使用されていたのは、1970~1980年代です。
そのため、現在ご使用されているモニエル瓦は寿命を迎えているケースも多く、そうした場合に塗装メンテナンスだけで状態を回復させることは難しいと言えます(>_<)
そうしたモニエル瓦の屋根リフォーム方法となるのが、「葺き替え工事」です。
防水紙・野地板などの下地材のメンテナンスを行った上で、屋根材も新しく交換するため、屋根を新品同様にリフォームする事が出来ます!
モニエル瓦屋根のメンテナンスをご検討されている方がおられましたら、ぜひご検討ください。
まとめ
モニエル瓦は優れたデザイン性から広く普及しましたが、現在は製造が終了しており新品を手に入れる事は困難です。長く安心してご使用いただくためには定期的な塗装メンテナンスが必要となりますが、施工には注意点も存在します。
また、状態によっては「葺き替え工事」が最適なメンテナンス方法となる場合もございますので、ぜひご検討ください。
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記事内に記載されている金額は2025年05月22日時点での費用となります。
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