足立区平野のお住まいにて、
窯業系サイディング外壁のシーリングの劣化調査を実施しました。
窯業系サイディングは多くの住宅で採用されていますが、シーリングの劣化が進行すると
雨漏りに直結することがあります。
本記事では、実際の調査写真を交えながら、劣化の状態とメンテナンスの重要性をご紹介します。
窯業系サイディングはセメントを主原料とした日本の住宅で最も一般的な外壁材です。
耐久性が高くデザインも豊富ですが、外壁材同士の隙間を埋めるシーリングが劣化すると、防水性が大きく低下してしまいます。
そのため、シーリングの定期メンテナンスは外壁全体の寿命を守るために非常に重要です。
● ひび割れや亀裂の発生
外壁目地に施工されたシーリングに細かなひび割れが発生していました。

ひび割れはシーリング内部が硬化し、伸縮性が失われているサインです。
サイディングとシーリングの間に隙間ができ、完全に剥がれてしまっている部分もありました。

この状態では、雨水がダイレクトに内部へ入り込む恐れが高まります。
窓サッシ周りは特に雨漏りリスクが高い箇所です。
今回の調査ではサッシ横・サッシ上部で大きな剥離が確認されました。

サッシ周りのシーリング劣化は雨漏りの原因として非常に多いため、早急な補修が必要です。
縦目地ではシーリングが完全に割れ、内部が露出している箇所もありました。

破断は最も危険な劣化症状で、すでに防水機能が失われている状態です。
シーリングの劣化を放置すると、以下のような深刻なトラブルが発生します。
・外壁内部への雨水浸入
・サイディングの反り・浮き
・内部断熱材の劣化
・室内への雨漏り
・構造材の腐食
窯業系サイディングはシーリングが要となる外壁材であり、メンテナンスを怠ると建物全体の寿命を縮めてしまいます。
●古いシーリングの撤去(打ち替え工法)
劣化が進行している場合、既存をすべて撤去し、新たにシーリング材を充填します。
これが最も推奨されるメンテナンス方法です。
●高耐久のシーリング材を使用
近年は耐久年数15〜20年の高耐候型のシーリング材も登場しています。
外壁塗装と同時に施工すると、建物全体の耐久性が向上します。
● 定期点検の実施
5〜7年ごとの点検、10年前後でのシーリング補修が一般的な目安です。
足立区平野で行った調査では、複数箇所でシーリングのひび割れ・剥離・破断が確認されました。
窯業系サイディングを長持ちさせるためには、
シーリングの健全性を維持することが最も重要です。
お住まいの外壁が気になる方は、街の外壁塗装やさんへお気軽にご相談ください。
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記事内に記載されている金額は2025年12月08日時点での費用となります。
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