中野区若宮にお客様より、外壁メンテナンスのご相談を承りました。
今年で築20年目になるという今回のお客様は、今年でちょうど20年になるという事で一度きちんとメンテナンスをしたいとの事でどのような工事が必要になるのか、点検をお願いしたいとの事でした。
今回はこの中野区若宮にお客様の点検調査の模様をお伝えします。
築20年のALC外壁、シーリングが劣化してクラックが発生しています
今回のお客様のお住まいは、ALC外壁を使用されていました。ALC外壁は軽量気泡コンクリートの事で、非常に優れた耐火性・防火性・強度を誇る外壁材です。耐久性もおよそ50年と非常に長く使用できる外壁材ですので、戸建て住宅のみならず、ビル等の大型建築物にも使用されています。また通常のコンクリートの約1/4の重さで非常に軽量に作られていますので、地震にも強いのが特徴です。
お客様のALC外壁を見てみますと、ALCボードそのものは問題なさそうですが、ボードの間を埋めるシーリングが劣化してきていて、クラックが入っている状況です。シーリング自体は10年前後で寿命がきますので、定期的に打ち替え工事を行わないといけません。長期間放置いたしますと雨水がひび割れに浸入し、膨張・伸縮によりALCボード自体にひび割れが発生してしまう可能性があります。残念ながらALC自体は吸水性が高く、シーリングや塗膜が劣化してしまいますと変形や亀裂を引き起こしてしまいます。
1階モルタル部には藻が繁殖しています
北側外壁を見てみますと、1階部分の勝手口周辺に使用されているモルタル外壁部分が、塗膜の劣化により藻が繁殖し緑色に変色していました。塗膜が劣化すると防水性を失ってしまうので繁殖しやすくなってしまいます。
調査中に撮影した写真と一緒にご提出し、現状をご報告いたしました。
築20年という事でスレート屋根とALC外壁の高圧洗浄と塗装工事、そしてシーリングの打ち替え工事をおすすめしました。使用する塗料としましては、お手頃な値段で耐用年数も長いパーフェクトトップをおすすめしました。
記事内に記載されている金額は2019年10月11日時点での費用となります。
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