モルタル外壁は職人によってテクスチャやパターンなどの模様を付けることが可能であり、スタッコ仕上げやタイル調仕上げなど意匠性の高い景観が魅力の外壁材です。しかし、防水性の維持や美観を回復させるためには、定期的な塗装メンテナンスが不可欠です(>_<)
また、塗装工事は「ただ塗料を塗ればよい」というわけではありません!塗装前の準備工程をしっかりと行わなければ、塗装リフォームの失敗を招く可能性があります(;_;)
今回は、塗装前の準備工程である「下地調整」の重要性や、モルタル外壁が定期的な塗装メンテナンスを必要とする理由まで、詳しい情報を解説いたします(^^)/
塗装工事の成功を左右する「下地調整」の重要性
外壁の塗り替えを行う際、下地調整は非常に重要な工程です。
塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響を与えるため、しっかりと行うことが必要があります!
下地調整の目的は、塗料がしっかりと付着するための基盤を整えることにあります。ひび割れ(クラック)の補修や表面の汚れの除去を行い、塗料が均一に塗布できるようにします。
まず、下地調整としてよく行われるのが、高圧洗浄やフィラーの塗布などです!
高圧洗浄は外壁の汚れやカビを取り除き塗料の付着を良くします。また、「フィラー」は特にモルタル外壁塗装に使用され、主に塗布面を整えて平滑な下地を作る役割を担います。同じ下塗り材であシーラーは塗料の吸い込みを抑える事が大きな役割ですが、フィラーはそれに加えモルタル外壁の微細なひび割れや凹凸を埋める効果も併せ持ちます。
これにより、塗装の仕上がりが均一になり、長期間にわたり美観を保つことが可能になります。
さらに、下地調整は塗外壁材の種類によっても異なる対応が必要です。
特に鉄部や木部への塗装では「ケレン作業」を行うことがあります。
劣化が進行した塗膜や錆、汚れを研磨材や工具を使って取り除くことで、塗料の密着度が向上します(#^^#)
モルタル外壁に定期メンテナンスが必要な理由!
冒頭でもお伝え致しました通り、モルタル外壁の塗装は定期的に行う必要があります!
特に塗膜の劣化は外壁材のひび割れの大きな原因となりますので、クラックが発生しやすいデメリットを抱えるモルタル外壁には非常重要なメンテナンスです(#^^#)
塗装を定期的に行うことで、以下のようなメリットがあります。
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●美観の維持
モルタル外壁は、塗膜の劣化により汚れやチョーキング現象(外壁面に白い粉状の顔料が浮き出る現象)が発生しやすいです。
定期的に塗装を施すことで、常に美しい外観を保つことができます。 -
●耐久性の向上:
塗料は外壁材を水分から保護する役割を果たしています。
定期的な塗装メンテナンスは雨水の吸水を防ぎ、内部の劣化を防止します。
特にモルタル外壁のひび割れを防ぎ、外壁の寿命を延ばすことが可能です。 -
●建物の価値向上:
塗装は外観の印象を大きく左右します。
特にアパートやマンションなどの外壁は「入居率」にも直結するため、外壁が綺麗であることは重要です。
住宅の価値を維持することは、売却時にも有利に働きますよ(^^♪
以上のように、モルタル外壁に定期的なメンテナンスを行うことで様々なメリットがあります!
外壁塗装の頻度の目安は約10年に1度と言われていますが、状況に応じて早めに対応することも考えましょう。
信頼できる業者に相談し、外壁の状態を確認した上で適切な時期・タイミングで塗装を行いましょうね(^^♪
モルタル外壁塗装に最適な「弾性塗料」
モルタル外壁は砂・セメント・水などを主原料とした外壁材であり、その美しい仕上がりと耐久性が特徴です。
ですが、経年劣化や気候の影響によりひび割れが生じやすく、そうした著しいひび割れは雨漏りを引き起こすリスクがあります!
こうしたデメリットを抱えるモルタル外壁の塗装リフォームにおすすめなのが「弾性塗料」です
弾性塗料の主な特徴を以下に紹介します。
- ●優れた防水性:
弾性塗料は高い防水性を持ち、雨水の侵入を防ぎます。これにより、雨漏りのリスクを大幅に低減できます。 - ●柔軟性と耐久性:
弾性塗料は柔軟性が高く、外壁に発生する微細なひび割れを追随し、裂けにくい特性があります。 - ●高い耐候性:
シリコンやフッ素などの成分が配合された弾性塗料は、紫外線や風雨に対する耐性が高く、外壁の美観を長期間保ちます。
上記の様に弾性塗料には様々なメリットを備えています!
ただし、弾性塗料の中にもアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などの様々な種類があります。
一般的に塗料の性能と価格は比例する傾向がありますので種類を選ぶ際には注意が必要です!
また、たとえ弾性塗料を使っても「下地調整」を行わなければ、塗料の性能を十分に引き出すことはできません(>_<)
フィラーなどを使用して、しっかりと下地を整えることが重要です。
外壁塗装の品質は、使用する塗料だけでなく施工業者の技術にも大きく依存します。信頼できる業者を選び、施工前に十分な打ち合わせを行うことが必要です。
モルタル外壁塗装における「下地調整」の様子
モルタル外壁の表面剥離症状
モルタル外壁の表面が剥離して傷んだ場合、塗装前の下地補修方法は重要です。
まず、剥離した部分を適切に取り除きます。
剥離箇所はケレンで落として行きます
徹底的にケレン作業で浮いている部分をそぎ取り、外壁塗料の密着性が向上する様に下地調整に努めます。
そうする事で、本来の外壁塗装意味たる建物の耐久性の向上を図って参ります。
セメント材で補修
次に、剥離した部分を平らに整えるためにサンディングや平滑化作業を行います。
剥離した部分が深い場合は、適切な補修材を使用して補修を行います。
補修材を適切に充填し、表面を均等に整えることが重要です。
さらに、下地処理を行うことも必要です。
高圧洗浄やケレン作業を行い、外壁の汚れや旧塗膜、凸凹を処理します。
これにより塗料の密着性が高まり、塗膜と外壁の耐久性が向上します。
最後に、補修した部分が完全に乾燥したら、塗装を行う準備が整います。
波型パターン付け塗装
モルタル外壁の表面が剥離して傷んだ場合、適切な下地補修方法を行うことで、塗装の仕上がりや耐久性が向上し、外壁の美観を保つことができます。
加えてこの様にセメント材で下地補修を行った場合は、新たに波型パターンを全体に掛ける事で、補修跡をより目立たなくさせ違和感の低減に寄与致します。
外壁塗装を仕上げます
これで主剤塗料による上塗り作業も完了致しました。
非常に良い仕上がりになった印象です。
私たち街の外壁塗装やさんでは、塗装の機能性は元より、少しでも美観に拘った仕上がりに向けて全力で作業させて頂いております。
外壁の塗り替え・補修工事の知識・経験も豊富に持っておりますので、傷んだ外壁でお悩みの皆様もお気軽にご相談頂ければと思います。
工事費用の参考価格として屋根・外壁塗装は税込 3,080円/1㎡~ご提案させて頂いております!
無料点検の上、最適な施工・補修の方法をご提案させて頂きますのでぜひお気軽にお問い合わせ下さい(^^)/
記事内に記載されている金額は2024年08月02日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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