茂原市中の島町にお住まいのお客様より、外壁でお悩みとの事でご相談を承りました。
「今年で築32年になるのですが、今まで外壁は一度だけ塗装メンテナンスをしたことがあるのですが、最近になってひび割れが気になりだしたので、補修と塗装工事を検討している」とのことでした。
前回の塗装というのもすでに20年ほど経っているとの事ですが、長い間お手入れをされたこなかったお住まいというのは、いざメンテナンスを行おうとすると大きな工事につながりがちで、費用もどのくらいかかるのか、とても不安だと思います。まずは現状を点検させていただいた上で最適なご提案ができればと思います。
前回塗装から20年余り、広い範囲で多数のクラックが発生


ご相談内容は外壁のひび割れの補修と塗装工事、軒天の補修とのことです。
まずは外壁から見ていきましょう。
外壁はモルタル外壁です。
一度塗装工事を行っているだけあり、築30年以上には見えない外観です。
ですが近くに寄ってみますと、やはり色褪せ感は否めません。
また、お客様のお話の通り、外壁にはいたるところにクラックが発生していました。
モルタル外壁はセメントと砂と水を混ぜ合わせた素材ですので、熱に強いというメリットがある反面、地震などによるひび割れが発生しやすいというデメリットがあります。
お客様のお住まいも築30年ということで、大きなクラックが広範囲にわたり確認できました。微細なクラックですと高弾性塗料を使用してカバーすることもできますが、ここまで大きなクラックになりますと、塗膜ではカバーできず、亀裂から雨水が浸入し、下地材を腐食させ、雨漏りの原因になりかねません。
こうなるとクラック補修だけでは済まず、下地材や構造材からの補修となり大変大きな出費となってしまいます。
塗膜の状態を見てみます。
直接触ると、指先が白くなりました。チョーキングといって塗膜が劣化し粉化する現象です。こうなると塗装しなおす時期とみて間違いないです。
塗膜の劣化によりチョーキングが発生、軒天部分も腐食がすすみ化粧板が剥離してます


軒天など付帯部分の塗装も同様に塗膜が劣化していました。こちらは外壁と違い木材でできていますので、塗膜の劣化は直接素材の腐食につながります。
お客様の軒天も複数個所で化粧板が腐食し剥がれてしまっていました。ここまで傷んでしまいますと、塗装工事ではなく張替え工事が発生してしまいます。
調査を終えて、お客様には写真を見ていただきながらご説明させていただきました。
外壁に関してはクラックの補修作業と塗装工事をご提案させていただきました。
軒天など付帯部分に関しましては、ケレン作業と塗装でカバーできる部分と、張替えなど補修工事が必要な個所があることをご説明いたしました。
塗料に関しては、モルタル外壁のクラックに最適な、超高弾性塗料のエラストコートをおすすめいたしました。
お住まいを長く維持するにはやはり、こまめな点検とメンテナンスが一番です。

記事内に記載されている金額は2019年06月04日時点での費用となります。
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