点検の様子
松戸市中和倉で行ったモルタル外壁調査の様子をご紹介します。築18年で「8年前に外壁塗装をしたのですが、外壁にヒビが入ってきたので点検してほしい。」と、お問い合わせをいただきました。モルタルは1990年頃までお住まいの外壁の主流でしたが、工程が複雑で工事期間も掛かる事からコストが高くなりがちで近年ではあまり用いられなくなりました。モルタル外壁は建物の構造上、壁が一体になっているのでサイディング外壁のように継目がありません。建物の動きに追従する事が難しいため、クラックが発生しやすいと言われています。



ひび割れはクラックとも呼ばれ、すぐに対応しなければいけないものと、そうでないものがあります。クラックが0.3mm未満のものはヘアクラックと呼ばれ、早期に対応しなくても雨漏りなどの悪影響を及ぼす事には繋がりません。ですが、ヘアクラックは経年により幅が拡がったり、長くなったりと危険性があります。定期的に確認し、写真を撮るなどの記録を行い比較できるようにする事を推奨します。
塗膜が剥がれチョーキング現象が発生
以前の外壁塗装工事から8年が経過しているという事で、塗膜が剥がれてチョーキング現象が発生しています。塗料は塗膜になる成分の樹脂と色を付ける顔料、その他に各種添加剤などから作られています。経年により紫外線などの外的影響により塗膜は徐々に分解されると顔料が表面に露出してくるのです。手で触ると粉状に付着するものは、この顔料なのです。


チョーキング現象が発生しているという事は塗膜が粉化して防水性が低下している状態です。チョーキング現象は塗り替えのサインでもあります。苔・藻・カビが発生しやすくなるのも防水性の低下が原因です。お問い合わせのきっかけとなったひび割れはヘアクラックですので、塗装メンテナンスでも幅が狭いので問題ありません。ですから、お客様には外壁塗装工事をご提案しました。
記事内に記載されている金額は2020年08月30日時点での費用となります。
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