本日は茂原市長清水にて、外壁メンテナンス調査にお伺いした模様をお伝えいたします。最近になり外壁のひび割れや汚れが気になりだし、補修を考えているとのことでご相談をいただきました。
お客様のお住まいは今年で築22年、屋根のメンテナンスは築5年ほど前に台風がきっかけで行ったとの事ですが、外壁はメンテナンスをしてこなかったとの事です。今回この機会に補修すべきところがあれば直したい、とのことです。
外壁の塗膜が劣化してしまい、カビが広範囲に繁殖


それでは調査に入ります。
今回のお客様の外壁はモルタル外壁になります。表面の仕上げはボンタイル吹きのヘッドカット仕上げという仕上げになります。普通のモルタルよりもひと工程多く手間がかかっており、風合いある仕上げになっています。
塗膜の状態をみてみましょう。外壁表面を直接触って劣化具合を確かめます。お住まいの北側と南側で確認しましたが、どちらもチョーキング(白亜化)が起きています。チョーキングは風雨や紫外線など外的影響と経年劣化によって塗膜が粉化する現象で、塗膜劣化の指標となっています。
やはり築22年も経っておりますので、どうしても塗膜の劣化は避けられず、特に陽の当たらないじめじめした北側の外壁はカビが繁殖し黒ずんでしまっています。風通しも悪く陽も当たりにくい北側はどうしてもカビや藻などが繁殖しがちですので、特に注意が必要です。
大きなクラックも複数確認


調査を続けます。外壁には数か所、クラックが確認できました。モルタル外壁にはどうしてもつきものと言えるクラック、ひび割れです。元々モルタルは水とセメントと砂を混ぜた素材でできていますので、地震などの要因で亀裂が発生しやすいです。このまま放置いたしますと、亀裂が徐々に大きくなり、やがてそこから雨水が浸入して雨漏りの原因になります。微細なクラックでしたら高弾性塗料でカバーできますが、大きくなってしまったクラックの場合は補修工事が必要となります。

お客様に撮影した写真をご覧いただきながら状況をご報告いたしました。
外壁のクラックにはU字カットを必要とする補修作業、そして外壁全体には高圧洗浄と塗装工事をご提案いたしました。
外壁の塗料には亀裂の発生に追従性のある高弾性の塗料エラストコートをご提案いたしました。
記事内に記載されている金額は2019年08月06日時点での費用となります。
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