スレートは素材自体に防水性がほとんどんなく、そのままでは雨水を吸水しやすいです。水分を含み膨張したスレートが、乾燥して収縮しようとすると割れてしまったり、沿ってしまうなどの損傷をきたします。スレートの破損が進行すると次第に下地に雨水が浸透するようになり、下地の劣化や雨漏りの発生を招きかねません。メンテナンス費用を最小限に抑えるためにも、スレート屋根にはぜひ定期的に塗装をしてあげてくださいね。
棟板金が設置されている下には貫板という木材があり、この貫板に棟板金を覆いかぶせて釘やビスなどを貫板へと打ち付けることで棟板金は固定がされています。もし棟板金が浮いているということがあれば、隙間から雨水が入り込み貫板を腐食させてしまう恐れがあるでしょう。
お客様のお住まいでも、棟板金を固定している釘が抜けかかっており、固定力が弱まっていることがわかりました。屋根塗装を行う際には、こちらも併せて補修をしていく必要があります。
記事内に記載されている金額は2023年01月22日時点での費用となります。
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