ニチハ「パミール」とは?塗装メンテナンスが出来ない理由
パミールとは?
「パミール」とは、1996~2008年にかけて日本の大手建材メーカー「ニチハ」が製造したスレート屋根材の一種です。
この屋根材は「パミール」という名称で広く知られ、当時日本の多くの住宅に使用されました。
しかし、時間が経過するにつれてこの屋根材の「抱えている欠陥」が浮き彫りになり、塗装メンテナンスが出来ない屋根材と称されるようになります。
パミール誕生の背景・抱えている欠陥
1990年代後半と言えば、アスベスト(石綿)が健康に悪影響を与えるとして問題となった時代です。アスベストはその優れた性質から多くの建材に利用されていた為、メーカー各社はアスベストに代替できる新素材の開発に注力しました。
ニチハもこの動きに迅速に対応し、アスベストを使用しないスレート屋根材「パミール」を開発する事となりました。
しかし、ノンアスベスト屋根材の製造技術が確立していなかったことでパミールは欠陥を抱えてしまう事になります。
パミール屋根の識別方法
ご自宅の屋根に「パミールが使用されているか分からない(>_<)」という方も多いのではないでしょうか。 ですが、パミールはデザインに特徴がある為、簡単に見分ける事が可能です!
パミールは屋根先が凸凹形状となっており、凸と凹の幅が均等に配された特徴的なパターンを持っています!
また、屋根材を少しずらすと「パミール」と明記されていることも多く、これにより確実に識別できます。
ただし、屋根の上は大変危険ですのでご自身で確認される場合には地上や2階窓からの確認に留めましょう。
心配であれば街の外壁塗装やさんにご相談下さい!無料点検にてしっかりと判別させて頂きます(^^)/
パミール屋根の現地調査・施工事例をご紹介!
続いて、パミール屋根の現地調査・施工事例をご紹介いたします(^^)/
劣化が進行したパミール屋根の現地調査
写真は、船橋市前原東のお住まいで現地調査をさせて頂いた劣化が進行したパミール屋根の様子です。
小口部分がミルフィーユ状に剥離してしまっており、剥離した部分から苔が繁殖してしまっています(;_;)
当初、お客様は塗装メンテンナンスをご希望されておりましたが、パミール自体が剥離してしまう問題を抱えている屋根材であり、塗装によるメンテナンスが無駄になってしまう旨をご説明させて頂きました。
小口部分がミルフィーユ状に剥離してしまっており、剥離した部分から苔が繁殖してしまっています(;_;)
当初、お客様は塗装メンテンナンスをご希望されておりましたが、パミール自体が剥離してしまう問題を抱えている屋根材であり、塗装によるメンテナンスが無駄になってしまう旨をご説明させて頂きました。
パミール屋根を新規スレート屋根に葺き替え工事
屋根の現地調査・メンテナンスのお見積り作成をH様よりご依頼頂いた事が工事のきっかけです!
現地調査にお伺いさせて頂きますと、屋根材にはパミールが使用されていました。築10年前後経過しているという事で、「層間剝離」もすでに発症している状態です(>_<)塗装メンテナンスによる復旧も出来ませんので、葺き替え工事による屋根リフォームをご提案させて頂き、工事のご依頼を頂きました(^^)/
葺き替え工事は、既存の屋根材を全て撤去して新しい屋根を造り直す工事です!その為、まずは屋根材を撤去して野地板を露出させるのですが、大きく腐食が進行している状態でした(>_<)パミールは結露を生じさせやすいと言う特徴も持っていますので、その影響によるものだと推測されます。
既存屋根材に新規屋根材を被せる屋根カバー工法もパミール屋根の工事方法の選択肢となりますが、上記の理由から屋根葺き替え工事がおすすめの工事方法となります!
腐食した野地板に新しい野地板を増し張りし、防水紙を敷設していきます!
屋根の表面だけでは無く、構造部分から強度を回復させることが出来ました。
先付け役物の設置完了後、いよいよ屋根材を敷設してきます!使用するのは最新型のスレート屋根材「コロニアルグラッサ」です!
一般的なスレート屋根材は10年に1度を目安として塗装メンテナンスが必要とされていますが、コロニアルグラッサは表面に施された無機加工によって30年間色褪せないと言われています(#^^#)
将来的な塗装メンテナンスの手間・費用を削減できる優れたスレート屋根材です!
コロニアルグラッサの敷設完了後、棟板金を設置すれば屋根葺き替え工事の完了です!パミールの層間剝離などの劣化症状は雨漏りなどの2次被害を引き起こすリスクもあります。
今回は雨漏り被害に繋がる前に葺き替え工事を行う事が出来ましたので、不幸中の幸いでした!
ニチハパミールへの屋根塗装が無駄になってしまう理由とは?まとめ
ご紹介させて頂きました通り、ニチハ「パミール」は非アスベスト屋根材の製造技術が確立されていない時代に発売されたスレート屋根材であり、経年劣化によって層状に剥離してしまう問題を抱えています(>_<)
その為、塗装メンテナンスによる屋根機能の回復は不可能であり、屋根カバー工法・葺き替え工事による屋根リフォームが選択肢となります。
私達、街の外壁塗装やさんはパミールの特性・問題に関する知識・豊富な施工経験を持っております。
パミール屋根材が使用された屋根のリフォームをご検討されている方や、ご自宅の屋根にパミールが使用されているか分からないといった方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談下さい!
専門スタッフによる点検からお見積りの作成・ご相談まで無料にて承っておりますので、ご安心頂ければ幸いです(^^)/
その為、塗装メンテナンスによる屋根機能の回復は不可能であり、屋根カバー工法・葺き替え工事による屋根リフォームが選択肢となります。
私達、街の外壁塗装やさんはパミールの特性・問題に関する知識・豊富な施工経験を持っております。
パミール屋根材が使用された屋根のリフォームをご検討されている方や、ご自宅の屋根にパミールが使用されているか分からないといった方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談下さい!
専門スタッフによる点検からお見積りの作成・ご相談まで無料にて承っておりますので、ご安心頂ければ幸いです(^^)/
記事内に記載されている金額は2024年03月27日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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