つくば市の築17年の現場の工事の様子についてお伝えします。
現場調査で、コーキングの劣化と棟板金の釘の浮き上がりが確認されていました。
今回の作業では棟板金とコーキングの補修についてご紹介します。
棟板金補修!
まず、棟板金の補修です。
棟板金は、屋根の天辺に設置され、瓦屋根を押さえて風で飛んでいってしまわないようにする役目をもっています。
屋根の斜面を吹き上げ、吹き下ろす風の一番強い力がかかる場所です。
屋根全体を守るためにも、些細な劣化も見逃さず補修します。
棟板金を押さえる釘の浮き上がりは、貫板(ぬきいた)と呼ばれる瓦を貼り付けるための下地材の劣化が原因になっています。
貫板が劣化することで、打ち込んだ釘が緩み風に煽られて浮き上がってしまいます。
釘をしっかり打ち込んで、釘頭をコーキングで固定します。
しかし、コーキング剤自体には接着能力はないため、プライマーを塗布し接着剤の役割をしてもらいます。
プライマーを塗布したあと、コーキングで釘頭を固定します。
コーキング剤は防水性能を持っているので、釘穴の隙間を埋めることで屋根内部に雨水が侵入することも防げます。
霧よけ庇のコーキング!
続いて、霧よけのコーキング補修です。
霧よけというのは、窓や勝手口といった開口部の上についた小さな庇のことを指します。
霧雨や小雨が室内に入り込まないように設えられています。
霧よけと外壁の隙間を埋めるコーキングが劣化していたので、その上から打ち増していきます。
実は、霧よけと外壁の隙間というのは気づかないうちに雨水が入り込んで、雨漏りを引き起こす原因になりやすい場所です。
雨漏り対策のためにもしっかりコーキングを乗せていきます。
コーキングをしっかり密着させ、隙間を埋めるためにヘラで圧着します。
最後に、養生で使用したマスキングテープを撤去して作業終了です。
高性能なコーキングを選んで補修の回数を減らします!
従来のコーキング剤は耐用年数が5年程度と低く、知らないうちに劣化して隙間から雨水を浸入させてしまっていました。
最近では、耐用年数が15年近くの『オートンイクシード』という製品が普及し始めました。
耐用年数が長いので他のコーキング剤に比べると高価になってしまいますが、長い目で見れば何度も打ち替える必要のない材料です。
弊社では雨漏り対策の一環としてオートンイクシードでのコーキングをおすすめさせていただいています。
今回の現場のコーキング剤もすべて高耐久性の『オートンイクシード』を使用しました。
養生も忘れずに!
外壁や軒天などの塗装の際、塗料で汚れないように養生を行いました。
換気扇は換気口が閉じてしまわないように養生し、施主様の生活の妨げにならないようにしました。
メーター類は表示が見やすいようにしておきます。
次回の記事では、窓周辺のコーキングと、軒天の塗りかえについてご紹介します!
記事内に記載されている金額は2020年08月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。