土浦市で行った現地調査の様子をご紹介します。
アパートの現場で、3棟あるうちの1棟です。
こちらの現場は補修から塗装工事まで完了しております。
補修・屋根塗装・外壁塗装の様子はこちらからご覧いただけます!
現地調査開始!
棟瓦を支える漆喰の表面が剥がれて、剥がれている部分の棟瓦が浮いています。
これは経年劣化で起こります。
モニエル瓦には長年のコケや汚れがこびりついていますね。
一部分瓦が欠けている部分もあります。
雨樋には、剥がれた塗膜や風で巻き上げられた土埃などが溜まっていました。
これも塗装前に撤去して綺麗にしていきます。
被害に遭った外壁です。
居住棟はモルタル外壁でした。こちらは倉庫の外壁です。
大きな穴が空いており、被害の大きさを物語っています。
小さな欠けもありました。
経年劣化で弱っていたところに物が打つかって欠けた可能性があります。
破損した外壁サイディングが散らばっています。
サイディングは大きな板をいくつも組み合わせて外壁として面を構成しているのですが、粉々になっていますね。。
隙間から直貼り工法か通気工法かをみていた写真です。
こちらのシーリングは経年劣化で緩んでしまったようでした。
今回の建物は、防水シートに直接サイディングを貼り付ける直貼り工法でした。
直貼り工法って?
直貼り工法とは、前述の通り防水シートに直接外壁サイディングを貼り付ける工法のことです。
現在外壁サイディングの施工方法は、通気工法が主流となっています。
2000年に品確法で通気工法が定められたので、2000年以前に建てられた外壁サイディングの家は直貼り工法である可能性が高いということになりますね。
直貼り工法で施工されたサイディングへの塗装は、内部からの水分を外に出すため(内部結露を防ぐため)透湿性のある水性塗料を使う必要があります。
こちらのアパートでは以前他社で施工した際に、直貼り工法では使ってはいけない溶剤で部分塗装を行ってしまったようです。
そのため換気が出来ずに内部結露が起きてしまい、建材が劣化しているところに台風が来てこのような被害になりました。
今回は塗装前の外壁工法診断、建材の種類に合わせた塗料選定の重要さが浮き彫りになった現場でした。
記事内に記載されている金額は2020年08月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。