鹿嶋市の重塩害地域（海岸から５００メートル）の別荘の外壁塗装現場です。築９年ですが、塩害によって屋根や雨樋など劣化が目立ちました。
足場を設置し、高圧洗浄をおこないます。それでは、詳しいようすを紹介します。
高圧洗浄機で、スレート屋根を洗浄していきます。埃や汚れ、塩を劣化した塗膜ごと洗い流します。汚れなどが残った状態で、塗装をおこなっても塗料の付着が悪いだけでなく、汚れなどが塗膜の割れの原因になります。そのため、汚れなどの異物は徹底的に落としていきます。
洗浄には業務用の高圧洗浄機を使用しています。家庭用のものよりも高圧なので、塩や汚れが付いた古い塗膜を落とすことができます。洗浄が終わり、スレート屋根の白い素地が現れました。
引継ぎ高圧洗浄の写真です。こちらは外壁です。外壁にも埃や塩が付着しています。
屋根と同じように、外壁も汚れを残さないように洗浄していきます。
高圧洗浄が終わった外壁です。
写真は、シーリングを打ち込んでいるところの写真です。
シーリングを打ち込む前に、まずは劣化したシーリングを撤去します。カッターを使い、外壁をキズつけないように、また取り残しがないようにおこないます。
撤去が終わったら、テープを使い養生します。左の写真ではオレンジの、上の写真では紫のテープで養生しています。養生は、施工する場所の周りをテープやビニールなどを使い、覆い汚れから守ることです。
養生が終わったら、プライマーというシーリングの付着をよくするための下塗り剤を塗布します。
写真は、打ち込んだシーリングを抑え、空気を押し出しているところです。
完成したシーリングです。
シーリングはきちんと目地を塞いでいないと、隙間が空いてしまう剥離が起きてしまいます。また、シーリングを押さえるときに、力加減を間違えてしまうと、せっかく打ち込んだシーリングがえぐれてしまいます。充分な量のシーリングを充填する必要があります。
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