土浦市で住宅の塗り替えのご相談を受けました。
まず、工事に先立ち、見積もりと工事計画をたてて行きます。
どんな工事が必要で、どのような材料を選ぶか現場の劣化具合を調査していきます。
今回の現場の屋根は『アスファルトシングル』でした。
アスファルトシングルは、アメリカで100年以上前から屋根材として使用されている建材です。
アスファルトのシートの上に砂粒を付着させたもので、洋風のおしゃれな屋根にできると日本でも人気が出ました。
非常に安価で、施工性に優れた商材ですが、アスファルトのシートに砂粒を接着しているので、強風によって砂粒が剥がれてしまうというデメリットがあります。
また、細かい砂粒の上からでは塗装ができなく、補修を行うときは葺き替えを行わなくてはいけません。
今回は、アスファルトシングル自体はまだ傷みが大きくないため、棟板金など金属部分のみ塗りかえ工事を行うことにしました。
破風板や雨樋も紫外線により退色が起こっています。
軒先の天井部である軒天も色が変わっていますね。
軒天は屋根によって直射日光が遮られるため、湿気がたまりやすくなっています。
湿気によって藻やコケが発生し、腐食が進むこともあります。
軒天の変色を抑えるため、ここは防カビ塗料を使用しての塗り替えが必要になってきます。
続いて外壁を見ていきましょう。
今回の現場は『窯業系サイディング』という定尺の外壁材を貼り付けて施工されたものでした。
30年近く前より、防火性と耐震性、施工性に優れた商材として広く日本で普及した建材です。
表面塗装が紫外線や風雨によって傷んでしまうと防水性が低下し、雨漏りの危険を起こすため、定期的なメンテナンスが必要です。
サーモカメラで外壁をチェックします。
青い部分は温度が低く、外壁内部に結露が起きていることを示しています。
このまま外壁内部に雨水が侵入し続けると雨漏りの原因になりかねません。
詳しく外壁表面をチェックするため、スコープで拡大してみていきます。
表面塗膜が傷んでおり、塗装の時期だとわかりました。
外壁の目地のコーキングも固くなっています。
コーキングで外壁の防水性をアップさせているので、塗装の際はコーキングも打ちかえる必要があります。
記事内に記載されている金額は2021年03月03日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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