外壁にひび割れが起きています。
細かなクラックは塗料で塗りつぶすことができますが、ひび割れが大きいと補修をしてから塗替えを行わないと、すぐにまたひび割れが起きてしまいます。
ひび割れは乾漆差や寒暖差、地震や強風などの家屋の揺れによって発生します。
外壁材や塗膜、コーキングの柔軟性が無くなり、外壁がメンテナンスサインを出しているとも言えるので、外壁のクラックを見つけたらすぐの補修が必要です。
クラックに直接補修材を流していきます。
ひび割れに浸透して、隙間を埋めてくれます。
ひび割れやクラックの専用補修剤である『スムースエポ』を使用してクラックを補修していきました。
補修が完了です！隙間がしっかり補修剤で埋まりました。
まわりの外壁との色が違いますが、この上から塗装を行うため、補修あとは完全にわからなくなります。
今回の現場の屋根は板金屋根という金属板を加工して作られた屋根材でした。
非常に軽量で地震対策にと人気の屋根材です。
寒さにも強く、寒冷地での普及が進んでいます。
まず、表面を研磨用たわしでケレン処理していきます。
古い塗膜やサビをここで削り落とします。
屋根の下塗りです。
ローラーを使って広範囲を一気に塗り替えていきます。
今回、下塗りに使用したのはアステックペイント社の『サーモテックメタルプライマー』です。
金属専用の遮熱塗料で、板金屋根など金属製の建材の下塗りに使います。
非常に高い遮熱性で屋根の温度上昇を防ぐほか、金属特有の劣化であるサビを防ぐことのできる防サビ塗料です。
屋根の下塗りが完了しました。
現場調査時に、屋根の平米数を計測し、使用する塗料の量を割り出します。
塗装時には計算ででた塗布量をしっかり守って塗り替え作業を行います。
塗布量を守ることで、塗料の性能をしっかり発揮させることができます。
続いて中塗りです。
トップ剤（仕上げ塗料）には『スーパーシャネツサーモF』を使用しました。
非常に高い赤外線カット率で、屋根の表面温度の上昇を防ぎます。
中塗りが完了しました！
屋根は地上からでは表面がなかなか見えにくい部分です。
見えないのにしっかり塗装しても意味ないのでは？と思う方も多いと思います。
実際、なぜ屋根塗装を行わなきゃいけないのでしょう？
やはり、屋根材の塗膜の劣化が理由の一番目です。
金属屋根もコロニアル屋根も風雨や紫外線によって10年ほどで表面塗膜が劣化してしまいます。
塗膜によって保護されていた屋根材ですが、傷んだ塗膜では日光や風雨からガードできません。
破損や、サビなどを引き起こしたり、日光を反射できず表面温度が上昇して室内の冷房効率が下がるなどさまざまなトラブルを引き起こします。
それだけでなく、雨漏りなどの重大被害も屋根塗膜の劣化から起こることもあるのです。
定期的に塗装メンテナンスを行い、住みよい家を維持していくため、屋根塗装が必要なんですね！
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