外壁の劣化状況
今回、おじゃました住宅の外壁は、窯業系サイディングに吹付塗装を施した仕上げとなっています。
表面塗装は、色あせが進んでいるほか、チョーキング現象も見られるなど、経年による劣化で機能が低下している様子が伺えます。
換気扇の周囲には激しく汚れが付着し、ところどころに苔やカビが発生していることも確認できます。
外壁の汚れや苔、カビなどは、劣化をますます促す要因にもなるので、建物を長く使うためにも、状況に応じたメンテナンスを行うことが重要です。
また、メンテナンスを行うときには、そもそも汚れや苔、カビなどが付着しにくい塗膜を形成できる塗料を用いることもポイントとなります。
塗膜の劣化による防水性の衰えから、その下層にある金物が腐食して広範囲にサビ汁が垂れてしまっています。
外壁面に付いたサビ汁は、落としにくく、また見た目にもよくありません。
適切な下地処理を施し、塗装によって高い防水機能を備える必要があります。
1階と2階の中間に設置している幕板は、広い範囲で塗膜が剥がれ落ちているほか、ビス固定している部分が割れています。
また、外壁面とも剥離してしまっているので、裏側に雨水が入り込んでいることが考えられます。
状況に応じて適切な補修を行ったうえで、塗装によるメンテナンスが必要です。
基礎には、ひび割れが確認できます。
ひび割れでも、塗膜に生じているケースや、いわゆるヘアークラックと呼ばれる規模の小さいものであれば、影響は少ないとされています。
ただし、時間の経過にともなって規模が拡大することもあるので、ヘアークラックであっても観察を続けておくことが重要です。
なお、今回の現場調査は、屋根についても行っているので、その内容については次回のブログでご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年01月10日時点での費用となります。
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