軽石のような素材のパワーボードに新築時に吹付がされています。
各所ごとにお傷み具合を見てきます。
削れている部分から見えるように、軽石のような素材感が分かります。
またパワーボードは、中に金網が入っています。
金網は湿気などにより錆びると膨張します。
経過はどうであれ、湿気を吸収しやすい状況を放置してしまうと錆びた金網が中から外壁材を押し上げ、爆裂と言って外壁材が欠損する場合があります。
外壁が欠損すると、塗装工事よりも追加で補修費用が発生するので、早い目のお手入れが必要です。
とにかくパワーボードは火には強いが水には弱い建材なので、その特徴を踏まえて他の劣化箇所も見ていきます。
シーリング材は外からの湿気を中に入れない役割を果たす為、このような湿気の侵入経路となりうる箇所は、先述したように早い目のお手入れが必要です。
苔の発生の原因はいくつかありますが、表面塗膜の防水性の劣化が一つの要因です。
新築時は雨を弾いていたのが、太陽光の影響によりだんだんと塗膜が劣化します。
劣化した塗膜が湿気を留めた状態が長く続いて苔が発生します。
外観が損なわれるという面もありますが、苔の発生は防水性の劣化のサインでもあります。
昔の和瓦に比べて、軽くてお家に負荷をかけにくい瓦ですが1枚1枚が薄いため、耐久性が乏しい瓦です。
瓦は太陽光を浴び、雨ざらしなので特に劣化しやすい箇所です。
表面の防水性を塗装工事により復活させることで、寿命は伸ばすことができます。
記事内に記載されている金額は2024年04月23日時点での費用となります。
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