シーリング(コーキング)は、サイディングにとって、とても大切な役割を担っています
写真左は、外壁全体のシーリングが切れてしまい、サイディングがかなり浮いています。横から見ると、サイディングが波を打っているように見えます。この状態まで痛みが出ますと塗装不可となり、外壁の張替えとなってしまいます。
写真右は、シーリングを撤去した状態のサイディングです。浮きは多少出ていますが、ビスを打って補修できるレベルです。
サイディングに浮きが見られるので、ビスを使い不陸調整を行います。シーリングの中にはジョイナーがありませんでした。(写真左)
撤去したシーリングには、黒いバックアップ材(スポンジのようなもの)が着いています。(写真右)
ジョイナーの代わりに3面接着を防ぐために入れられたものですが、経年劣化により完全にシーリングと一体化しています。

青く見えるのがジョイナーです。
3面接着を避けるために、青い部分で絶縁(くっつかないように)します。
3面接着をしてしまうと、揺れや動きにシーリングが追従できずに切れたり、割れが出てしまいます。

ジョイナーは入れられないので、新たにバックアップ材を入れ直しました。
バックアップ材を入れることで、3面接着を防ぎます。
目地シーリングは打ち替え(写真左)、サッシ廻りシーリングは増し打ち(写真右)をします。
ジョイナーやバックアップ材が入っている目地とは違い、サッシ廻りのシーリングには下地がありません。防水シートがあるだけなので、万が一傷を付けてしまうと、雨漏りの原因となる事がある為、サッシ廻りは増し打ちでの対応をさせていただいております。
シーリング作業を塗装職人が施工する場合がありますが、本来はシーリング職人という専門職がいます。
最近は、タイル調やレンガ調の凹凸がある窯業サイディングが人気です。凹凸に合わせてシーリングを打ちますので、きれいに仕上げるポイントは、シーリング職人の腕にかかっています。
シーリングは、下地や上に塗る塗料により使い分ける必要がありますので、材料選びがとても重要となります。
塗りつぶしだから、シーリングは見えなくなるから…と考える方がいますが、
見えないところから後々、傷みが始まることが多々あります。
記事内に記載されている金額は2025年02月23日時点での費用となります。
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