横浜市多摩区南生田に在住のT様から築15年になるお住まいのメンテナンスを考えているので一度ご相談をしたいとのお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
無料点検にお伺いすると、レンガ調のサイディング仕上げでした。
チョーキングの有無を確かめるために手で触れてみたところ、粉っぽいものは付着しなかったため、難付着サイディングである可能性を疑いました。
難付着サイディングは難付着サイディング用の塗料を使用しなければなりません。
その中でも既存のレンガ調を生かした塗装をしたいとのご希望でしたので、難付着用のクリヤー塗料を選択しました。
おしゃれなデザインそのままに、ツヤや光沢をお住まいに与えることができたことで、T様に喜んでいただきました。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
外壁塗装
使用材料
菊水化学 ロイヤルセラクリヤー
築年数
15年
施工期間
約2週間
保証年数
5年
建坪
144.1㎡
工事費用
詳しくはお問合せください
横浜市多摩区南生田に在住のT様から築15年になるお住まいのメンテナンスを考えているので一度ご相談をしたいとのお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
無料点検にお伺いすると、レンガ調のサイディングの外壁でした。
築年数が10年ともなるとチョーキングの発生する外壁が一般的ですが、チョーキングの有無を確かめるため手で触れてみると、粉のようなものは付着しませんでしたので難付着サイディングの可能性を疑いました。
難付着サイディングはその名の通り汚れが付きにくいのですが、それと同時に通常の外壁塗料も密着しにくい仕上げ材となっており、2001年以降に建てられたお住まいによく見られます。
点検の際にほかに目立った箇所でいうと、目地部分の劣化も見られました。
目地とはサイディングボードとサイディングボードの間にあり、雨水の浸入を防いだり緩衝材としての役割を果たす部分で、そこに打たれているコーキング材が劣化していました。
コーキング材は経年劣化により、ひび割れや隙間が生じてきます。
ひび割れや隙間を放置してしまうと次第に剥がれへと繋がり、雨漏りの原因となってしまいます。
そこで10年～15年程度のスパンでの外壁塗装に合わせ目地の打ち替えを行うことが理想であり、おすすめしております。
工事内容の打合せを行う中で既存のレンガ調を生かせる塗装を行いたいとのお話がありましたので、調査結果とT様の御要望を踏まえ、このような工事内容となりました。
・高圧洗浄
・クリヤー塗装(2回塗り)
・コーキング打ち替え
・付帯部塗装
それでは工事の詳細をこれより紹介していきます。
まずは足場を建物全体に架け、外壁塗装工事には欠かせない高圧洗浄から進めていきます。
メンテナンス歴はありませんでしたので、約15年分の汚れを洗い流していきます。
これだけでも見違えるほど綺麗に見えますが、塗装をしないと汚れやすい外壁のままになってしまうので高圧洗浄と塗装はセットで行いましょう。
目地に打ち込まれている既存のコーキング材を撤去していきます。
コーキングには増し打ちと打ち替えの2種類があるのですが、既存の目地が撤去可能な箇所は打ち替えましょう。
窓枠周りや入隅などの目地の撤去が難しい箇所は増し打ちでの対応となります。
目地の撤去が完了したら、窓などの建具をしっかり養生して塗装作業に進みます。
今回使用した塗料は菊水化学工業の”ロイヤルセラクリヤー”です。
汚れとともに一般的な塗料さえ弾いてしまう難付着サイディングに対応している塗料であり、下塗りなしで使用できます。
↑菊水化学工業ロイヤルセラクリヤーの塗料缶
外壁一回目の塗装が終わり、乾燥させている間に付帯部を塗装していきます。
今回塗装する付帯部は、破風板・鼻隠し・幕板・軒天・シャッターボックス・バルコニー笠木・雨樋です。
こちらは難付着などは関係ないので必要箇所にはしっかりとケレン作業で下地を調整をし、その後通常の塗料で塗り進めていきます。
付帯部はどれも元々の色が白だったので、再び白で塗装しました。
黒ずんだ雨だれやうっすら生えた苔なども、新築のような純白へと生まれ変わりました。
1回目の塗装を行った部分が乾燥したら2回目の塗装に入ります。
一般的な塗料は下塗り・中塗り・上塗りと3回塗りすることが多いのですが、クリヤー塗料は2回塗りに設定されているものが多く存在します。
今回の”ロイヤルセラクリヤー”もメーカーの指示で2回塗りと規定されていますのでご安心ください。
この透明なクリヤー塗料を2回塗り重ねることによりどのように見栄えが良くなるかというと、ガラスコーティングしたような感じ又は、水分を含み潤っている感じと表現するのが似合う仕上りになるのが特徴です。
付帯部塗装も2回塗りで仕上げていきます。
重ね塗りすることで適度な塗り厚を保ち、塗りムラをなくすことができます。
外壁塗装作業が終了したら目地にコーキング材を充填していきます。
今回のコーキング打ち替えは後打ちというものになります。
ほとんどの塗装工事ではコーキング材を打ち替えてから外壁塗装に入る、先打ちという工程が採用されます。
なぜ今回後打ちを採用したのかというと、クリヤー塗料は硬い塗膜で形成されるからです。
先打ちを採用するととコーキング材の上にクリヤー塗料が塗り重ねられることになります。
目地の両サイドにある外壁材の収縮などの影響を受け、柔らかく変形するコーキング材の上に硬い塗膜があったらどうなるでしょうか。
そうです。ひび割れるのです。
しかし後打ちを採用すると、コーキング材が直射日光にさらされてしまいます。
一般グレードのコーキング材では紫外線によるダメージをもろに受け、耐用年数である7～8年の働きができずに劣化してしまう可能性があります。
数年後に目地打ち替え工事だけのために足場を架けるのはもったいない話です。
そこで高耐久と謳われるオート化学工業さんの”オートンイクシード”を使用しました。
外部にむき出しでも30年以上もつと言われる素晴らしい製品です。
このように建材ごとに適切な手順で工事を進めることで、より美しさを長持ちさせることができるのです。
外壁塗装工事が完了しました。
クリヤー塗料によるツヤで元々のデザインが映えるようになりました。
色使いや仕上げ材が複雑なオシャレ外壁を使われている方は、クリヤー塗料を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
既存の外壁が激しく傷んでしまっている場合には向かない場合もありますので私達、街の外壁塗装やさんの無料調査をご活用いただければ幸いです。
記事内に記載されている金額は2025年01月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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