荒川区東尾久にお住まいのU様邸にて行った
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。
「外壁の塗装が剥がれてきているので塗装工事を検討している。」と、お問い合わせをいただき調査にお伺い致しました。
U様邸はサイディング外壁になります。お問い合わせのきっかけの通り、塗装が剥がれている箇所がありサイディングの素地が露出しておりました。
また、目地のシーリングも劣化している状態でしたので調査のご報告をし、外壁塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
今回使用したプレミアムシリコンは、シリコン塗料ですがラジカル制御機能により塗膜の劣化速度を抑え、長持ちさせることで耐用年数を延ばすことが可能です。従来のシリコン塗料よりも耐久性が高く価格の面ではシリコン塗料と同等の塗料ですのでコストパフォーマンスに優れた塗料になります。色は標準色の中からSR-169をお選びいただきました。
使用材料
外壁:プレミアムシリコン(SR-169) 付帯部:クリーンマイルドウレタン(SR-414)
調査の様子です。お問い合わせのきっかけになりました塗装が剥がれている様子です。塗装が剥がれている箇所は素地が露出しています。
素地が露出してしまうと防水性を失い雨水を吸収してしまいますので外壁材のサイディングの耐久性の低下に繋がります。 水分を含んだサイディングは膨張し、吸収した水分が乾燥する際には収縮する動きが生じます。膨張と収縮の際にはサイディングに負荷が掛かりますので負荷に耐えられなくなるとひび割れてしまいます。 その他にも耐久性が低下すると欠けてしまったり、サイディング自体が反ってしまったりと傷みが生じてしまいますので、防水性や耐久性を保持するためにも外壁が色褪せてきたら防水性が低下しているサインですので外壁塗装工事を行う事を推奨します。
サイディングを手で触ると
チョーキングが確認出来ました。
サイディングは塗膜で保護されており、太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けて塗膜が剥がれてしまいます。 塗膜が剥がれてきますと劣化症状として粉状になり、直接手で触ると手が外壁の色が付着します。この劣化症状をチョーキング現象と呼び、塗膜が剥がれてきている事を意味しますので塗り替えのサインになります。 チョーキング現象は塗料の劣化が原因になり、塗料に含まれている合成樹脂が分解され粉状になった顔料が表面に浮き出てくるので手で触ると粉状のものが手に付着するのです。
続いてシーリングの調査の様子です。サイディング外壁は貼り合わせておりますのでサイディングとサイディングの繋ぎ目にはシーリングが充填されています。
シーリングもサイディングと同様に紫外線や風雨等の外的影響により劣化してしまいますので徐々にひび割れ等の劣化症状が出てきます。 シーリングは雨水の浸入を防いだり、建物の揺れに合わせて外壁材等の破損を防ぐ緩衝材の役割を果たしており、お家にとって重要な部分になりますので定期的なメンテナンスが必要です。 ひび割れたり剥離してしまうと隙間から雨水が浸入してしまい雨漏りに繋がります。 また、緩衝材の役割が果たせなくなってしまうとサイディングが反ってしまったり、サイディング同士が接触してしまい破損してしまいます。
サイディング外壁は
定期的にメンテナンスを行う事でお家の寿命を延ばす事に繋がりますのでU様に調査のご報告をし、外壁塗装工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。
外壁塗装工事の費用につきましては、総二階・25坪までですと税込657,800円から対応しております。
今回、施工させていただいたU様邸につきましては、外壁塗装工事・付帯部塗装工事と併せて税込1,240,000円になります。
使用する塗料や建物の形状及び施工範囲によりそれぞれ工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
施工の様子です。
塗装工事では先ず
高圧洗浄の工程から開始致します。建物の高所から行い、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄で丁寧且つ確実に洗い流していきます。
塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してしまいます。
高圧洗浄は水道水を使用しますが、専用の高圧洗浄機を使用しますので水圧はかなりのものになります。 最大で15MPa以上の水圧をかける事が出来ますので、外壁の状態を確認しながら水圧を調整し、付着している汚れや苔を綺麗に除去していきます。
洗浄作業の際は外壁だけではなくベランダの床や雨樋など洗浄できる部分は洗浄していきます。建物の高所から水圧を調整しながら洗い流し、全て洗浄が完了しましたら洗浄作業の工程は完了となります。
シーリングを打ち替える様子です。 既存のシーリングをカッター等で切り込みを入れ撤去していきます。 傷みが軽度でしたら手で引っ張りだせるのですが、進行しているとボロボロと崩れてしまいますのでカッター等の工具を用いて削りながら撤去していきます。 既存のシーリングが残ってしまうと新しく充填するシーリングの接着力が落ちてしまいますので全て除去します。 サッシ廻りにもシーリングが充填されていますが建物の構造上撤去する事が難しく、撤去する事で窓廻りの防水テープを傷めてしまい雨漏りに繋がる場合がありますので既存のシーリングの上に充填する増し打ちを行っていきます。 サッシ廻りはサイディングがひび割れていることがありますのでシーリング充填作業の工程時にひび割れた箇所があればひび割れ箇所のシーリング処理も同時に行っていきます。 既存のシーリングを撤去後、マスキングテープで目地の両端に養生を行います。サイディングボードにシーリングが付着するのを防ぎ、シーリングを充填する際の作業効率も上がります。
新しく充填するシーリング材はオート化学工業のオートンサイディングシーラントを使用致しました。
外壁に使用するシーリング材は、屋外環境に強いシーリング材を選ぶことが重要になります。 オートンサイディングシーラントは住宅の外壁仕様の中でも特にサイディングに使用された際に最高のパフォーマンスを発揮する様に設計された外壁用ハイクオリティシーリング材です。
オートンサイディングシーラントは、汚れにくい汚れ防止機能(防汚性)を備えております。また、外壁用シーリング材は建物や壁(目地)の繰り返される動きに長く追従しなければなりません。この長期追従性は耐久性として性能別に区分されます。耐久性区分は温度、引張率、圧縮率の条件を変化させクリアした条件ごとに分けられますがオートンサイディングシーラントはサイディング用としては最高クラスの9030をクリアします。その他にも紫外線照射や水の散布、更には熱を加えながら一日のサイクルを再現する促進試験機(サンシャインウェザーメーター)などで再現、処理を繰り返すなどの試験を行い耐久性、耐候性を実現した長寿命のシーリング材になります。
シーリングを充填する様子です。
シーリングを充填する前に、接着力を高めるためのプライマーを塗布していきます。
サイディング外壁はある程度、動く事を前提に造られており外壁の目地部分に充填されているシーリングは地震等の揺れの際にサイディングボード同士の干渉を防いで破損させないための緩衝材の役割を果たします。 また、雨水の浸入も防いでおりとても重要な部分ですので接着力を高めるためのプライマーを必ず塗布します。
充填したシーリング材をヘラで均す様子です。
専用のヘラで中に空気が入らないように押し込みながら均していきます。
側面への密着度を上げるためでもあります。シーリングを均していきましたら固まる前にマスキングテープを剥がします。
シーリングが完全に固まってしまうとマスキングテープを剥がす際にシーリングが固着してしまい綺麗に剥がせなくなってしまいますので手際よく作業を進めます。
下塗りに使用した塗料です。
中塗り・上塗りにエスケー化研のプレミアムシリコンを使用致しますので下塗り材はエスケー化研の水性ソフトサーフSGになります。
水性ソフトサーフSGは水性から溶剤形まで各種上塗材に優れた密着性を示し、耐久性の高い保護層を形成します。
下塗りの様子です。 外壁塗装工事は主に下塗り、中塗り、上塗りの3回の工程で塗装を行います。 下塗りの工程は外壁に仕上げ塗料を密着させる重要な役割を果たします。
下塗りの工程は外壁塗装工事の仕上がりを左右すると言っても過言ではありませんので専用のローラーや刷毛を使用して丁寧に作業を進めていきます。
中塗り・上塗りに使用した塗料です。 中塗り・上塗りに使用する塗料はこちらもエスケー化研のエスケープレミアムシリコンになります。 シリコン塗料ですがラジカル制御を行うことにより従来のシリコン塗料よりも耐久性が高く価格の面ではシリコン塗料と同等の塗料ですのでコストパフォーマンスに優れた塗料になります。
色は標準色の中からSR-169をお選びいただきました。
中塗りの様子です。 下塗りの工程が終わりましたら十分に乾燥させ中塗りの工程を行います。 専用のローラーで塗布していき、細かい部分は刷毛を使用して丁寧に塗っていきます。
上塗りの様子です。 中塗りの工程後、仕上げ塗りの2回目の上塗りを行い塗膜を厚く強固なものにします。 中塗りと同じ塗料を塗っていきますので塗りムラが無いように丁寧に仕上げていきます。塗料メーカーでは殆どの塗料の仕上げ塗りを2回行うように指定されています。メーカーが指定した回数を塗らないと色褪せも早くなりますし、耐用年数も短くなります。
外壁以外の付帯部を塗装する様子です。 外壁塗装工事を行なう際には外壁以外の付帯部と呼ばれる雨樋等の塗装も行います。 建築資材の殆どは塗膜で保護されておりますので付帯部も塗装する事により耐久性の保持に繋がり、美観の維持にも繋がります。 付帯部の塗装では、先ず下地調整を行い、雨樋などを塗料の密着性が良くなるように表面に凹凸の傷を付ける目粗しを行います。雨戸・戸袋などの鉄部は汚れや錆を落とすケレン作業を行います。
付帯部の塗装は2回塗りになります。 下塗りの上に仕上げの塗装を塗りムラの無いように行い綺麗に仕上がりました。 付帯部塗装にて使用した塗料はこちらもエスケー化研のクリーンマイルドウレタンになり、色はSR-414になります。
全ての塗装が終了致しましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行います。また、塗料が飛散したり跳ねていないかの確認もしっかり行います。 最終確認が終わりましたら、お客様お立会いの元、ご一緒に確認をしていただき外壁塗装工事が完了となります。綺麗に仕上がりましたので大変満足していただけました。 私たち街の外壁塗装やさんでは、無料点検にてお住まいの状態を確認して、最適な補修や塗装をご提案致します。調査・お見積は無料になりますのでお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2024年04月26日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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