
足立区鹿浜にお住まいのT様邸で実施した屋根塗装工事の様子をご紹介いたします。
お問い合わせのきっかけは「築12年が経過し、建物のメンテナンスを検討しているため、調査と見積もりをお願いしたい」とのご相談でしたので、現地調査に伺いました。
屋根には立平葺きの金属屋根が使用されており、本体に錆や腐食は見られませんでしたが、屋根材を保護する塗膜には経年劣化の兆候が確認されました。
塗膜が劣化すると金属の保護機能が弱まり、屋根材そのものの傷みにつながる恐れがあります。
劣化症状にはいくつかのパターンがありますが、代表的なものは色褪せやチョーキングです。
これらの症状が見られる場合は、メンテナンスのサインと考えられ、塗装工事の実施が推奨されます。
調査結果をご報告し、高耐久塗料によるメンテナンスをご提案したところ、じっくりご検討いただいたうえで、工事をお任せいただくこととなりました。
使用材料
エスケープレミアム無機ルーフ(RC-119)

足立区鹿浜にお住まいのお客様より「築12年が経過したため、建物のメンテナンスを考えているので調査と見積もりをお願いしたい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
私たち「街の外壁塗装やさん」では、建物の点検からお見積りの作成まで無料で承っております。
メンテナンスをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

こちらは屋根調査の様子です。
使用されていたのは立平葺きの金属屋根材でした。
立平葺きは、棟から軒先まで継ぎ目のない一枚ものとして施工できるため、勾配の緩い屋根や片流れ屋根に多く採用されます。
継ぎ目がない構造のため、雨漏りのリスクを抑えられるのも大きな特徴です。

金属製の屋根材でしたが、錆の発生はなく、本体に目立った劣化も確認されませんでした。
従来の建物で多く使われていた亜鉛鋼板(いわゆるトタン屋根)は防錆性が低いため、塗装が劣化すると錆や穴あきが発生しやすい傾向があります。
一方、近年主流となっている金属屋根材はガルバリウム鋼板が用いられており、錆に強く、亜鉛鋼板(トタン)の約3~6倍もの耐久性を持っています。
金属屋根は塗装によって表面を保護していますが、その塗膜が劣化すると保護機能が低下し、屋根材本体の損傷につながる恐れがあります。
築12年が経過した今回の屋根では、既存塗膜に色褪せやチョーキングの症状が確認されました。
チョーキングとは塗膜の劣化による代表的な現象で、紫外線などの影響で塗料が分解され、顔料が表面に粉状となって浮き出る状態を指します。
このような症状が見られる場合は、メンテナンスの必要性を示すサインですので、塗装工事をご検討いただくことをおすすめいたします。
屋根調査の結果、既存塗膜に劣化が見られ、メンテナンスが必要な状態であることをT様へご報告いたしました。
屋根は紫外線や雨風の影響を受けやすく、塗膜が傷みやすい部分です。
そのため、耐久性・耐候性に優れた高耐久塗料「エスケープレミアム無機ルーフ」での塗装をご提案し、慎重にご検討いただいたうえで工事をお任せいただくこととなりました。
今回のお客様の屋根塗装工事の費用は税込650,000円で承っております。
なお、工事費用は施工範囲や使用する塗料によって異なりますので、詳細はぜひ「街の外壁塗装やさん」までお問い合わせください。
まずは、既存塗膜に付着した汚れや、チョーキングによって粉状になった塗膜を高圧洗浄によって丁寧に除去していきます。
塗装工事では、既存塗膜の上に新しい塗料を重ねて仕上げるため、事前の下地処理が非常に重要です。
洗浄を十分に行わないと、下地と新しい塗膜の密着性が損なわれ、施工後に剥がれが生じる恐れがあります。
そのため、確実で丁寧な作業が求められます。

洗浄作業を終えた後、ケレン作業を行いました。
ケレンとは、鉄部を塗装する前に表面に付着した汚れや錆を取り除く工程です。
単に錆を落とすだけでなく、表面に細かな傷をつけて凹凸を作ることで塗料の食いつきを良くし、密着性を高める効果もあります。
このように、塗装前に洗浄やケレンを適切に行い、塗装に適した下地を整えることで、塗料が本来持つ性能や耐久性を十分に発揮できます。
仕上がりの品質を左右するのは塗装そのものだけでなく、こうした下地処理の工程も非常に重要なのです。
下地処理が完了したので、いよいよ塗装工程に入ります。
最初の工程は下塗りです。
今回は金属屋根の塗装となるため、下塗り材にはエスケー化研製の「SKマイルドボーセイ」を使用しました。
SKマイルドボーセイは、鉄・亜鉛メッキ鋼板・アルミニウムなど各種金属に優れた密着性を発揮し、さらに既存の塗膜に対しても高い付着力を示します。
また、特殊エポキシ樹脂と特殊防錆顔料の効果により、優れた防錆性能を持ち合わせています。
下塗りは、劣化した下地を整え塗料の密着性を高める役割があるため、塗り残しのないよう丁寧に施工を進めます。
塗布後はしっかりと乾燥時間を設けることが重要で、これを守らないと塗料の性能が十分に発揮されません。
必ず規定の乾燥時間を守り、次の工程へと進みます。

上塗りには、エスケー化研の「エスケープレミアム無機ルーフ」を使用しました。
無機系塗料であるため、
耐久性や耐候性に優れ、長期間にわたり屋根をしっかりと保護します。
色はお客様と相談のうえ、カタログ番号RC-119をお選びいただきました。
中塗り・上塗りの施工の様子です。
中塗りは、仕上げ用塗料を用いて塗装を行う工程です。
もし1回の塗装で仕上げてしまうと、塗料の吸い込みによって色ムラが生じることがあります。
そのため、仕上げは中塗りと上塗りの2回に分けて行います。
上塗りでも、中塗りと同じく「エスケープレミアム無機ルーフ」を使用して塗装します。
塗料メーカーのカタログには規定の塗り回数が記載されており、これを守らないと塗膜の品質が確保できず、不具合が発生する可能性があります。
そのため、必ず規定回数をしっかり塗布することが重要です。

屋根塗装工事が無事に完了いたしました。
工事後にはお客様と一緒に仕上がりを確認し、色あせや汚れで見た目が気になっていた屋根が、美しく生まれ変わったことに大変ご満足いただきました。
今回の工事には、7年間の施工保証をお付けしております。
初回点検は1年後に実施し、その後は隔年でお伺いし、塗装の状態を確認させていただきます。
記事内に記載されている金額は2025年10月06日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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