
三鷹市にお住まいのお客様より、「外壁塗装工事を検討しているので相談したい」とのお問い合わせをいただき、事前調査のため現地にお伺いしました。
調査の結果、屋根材に割れなどの問題が見つかり、外壁塗装工事と合わせて屋根工事もご提案させていただくこととなり、屋根工事につきましては、屋根カバー工事を実施いたしました。
外壁の状況を確認したところ、コーキングの劣化も見られ、外壁塗装工事に併せて打ち替え工事が必要な状態でした。
塗装工事にあたり、お客様と色決めを行うため、色見本板やカラーシミュレーションを作成し、最終的に仕上がりのイメージを確認していただきました。
外壁塗装には、日本ペイントの「パーフェクトトップ(ND-371)」を使用し、艶を抑えた艶消し仕上げで施工いたしました。
外壁の状況を確認しました。
外壁材には縦張りの窯業系サイディングが使用されており、浮きやひび割れなどは見られず、全体的に良好な状態です。
しかし、築年数の経過に伴い、サイディング表面の塗膜に劣化が見られ、色褪せが発生していました。
塗膜の劣化により、外壁材が紫外線などの影響を直接受けやすくなり、さらに傷みやすくなるため、塗装による保護が必要な状況です。
外壁材の継ぎ目に充填されているコーキングの状態を確認したところ、経年劣化によりひび割れ(クラック)や欠損が見られました。
コーキングは、外壁材の継ぎ目からの雨水浸入を防ぐ重要な役割を担っております。
そのため、現状のままでは雨漏りの原因となる可能性があるため、外壁塗装工事と併せての施工が必要です。
お客様には外壁の状況をご報告し、外壁塗装工事の内容についてご説明いたしました。
その結果、外壁塗装工事に加え、軒天など付帯部への部分塗装工事およびコーキングの打ち替え工事をご提案し、工事のご依頼をいただきました。
塗装工事にあたり、カラーシュミレーションをし、仕上がりの色決めを行いました。
お客様からは、現在のサイディングの色合いに近い仕上がりをご希望いただき、2パターンのカラーシミュレーションを作成してお打ち合わせを行いました。
最終的に、ND-371の艶を抑えた色で仕上げることに決定し、こちらの色で外壁塗装工事を進めさせていただくこととなりました。
外壁塗装工事前に、ご近隣の方々へ事前のご挨拶を行いました。
外壁塗装工事では高圧洗浄を行うため、水の飛散が発生する可能性があります。
そのため、工事内容のご説明や、洗濯物への影響についての注意喚起を、1軒1軒丁寧にお伝えいたしました。
ご近隣へのご挨拶が完了した後、仮設足場の設置を行い、外壁塗装工事の着工となります。
外壁塗装工事の工程として、外壁や付帯部に付着した汚れを除去するため、高圧洗浄を行います。
建物全体を2階から1階へ順に洗浄していきます。
汚れを残したまま塗装を行うと、仕上がりに影響が出てしまうため、丁寧かつしっかりと洗浄作業を行うことが重要です。
高圧洗浄の後は、コーキングの打ち替え作業を行います。
まず、既存で劣化しているコーキングにカッターなどで外壁の際に沿って切り込みを入れ、古いコーキングを丁寧に撤去します。
この作業は、外壁の継ぎ目すべてに対して行います。
また、サッシ廻りについては、新しいコーキングを重ねて充填する「打ち増し打ち」作業で施工いたします。

撤去後のコーキングの状態を確認しました。
古く硬化しているものと、硬化不良により柔らかくなっているコーキングが混在していました。
硬化不良とは、コーキングが十分に固まっていない状態を指します。
縦方向に充填する箇所では、重力の影響でコーキングが下がってしまい、必要な厚みが確保できない場合があります。
また、硬化不良のコーキングは撤去作業も非常に手間がかかる状況です。
コーキングの撤去作業後は、まずマスキングテープを設置し、密着性を高めるためにプライマーを塗布します。
プライマーが乾燥した後、新しいコーキングを充填していきます。
今回使用するコーキングには、耐久性に優れた「オートンイクシード」を採用しております。

新しいコーキングを充填した後は、専用のヘラを使用して形を整え、マスキングテープを撤去してコーキング作業は完了となります。
コーキング作業完了後は、外壁塗装工事の工程に移ります。
ここから、外壁塗装工事の作業に本格的に入ります。
まずサッシなどに養生を行います。
これは、塗料がサッシに付着して汚れないようにするための作業です。
また、外壁と異なる塗料を使用する箇所についても養生を行います。
例えば、雨樋なども対象となり、塗装時に塗料が付着しないよう丁寧に養生を施します。

今回の外壁塗装工事で使用する塗料は以下の通りです。
これらの塗料を使用し、各部位に適した施工を行い、塗装工事を進めてまいります。
下塗り材の塗布作業になります。
外壁と仕上げ塗料の密着性を高めるため、日本ペイントの「パーフェクトサーフ」を外壁全体に塗布しました。
「パーフェクトサーフ」は微弾性性能を備えており、外壁のヘアクラック(細かいひび割れ)にも追従する、優れた下塗り材です。
仕上げ塗装工事の作業になります。
仕上げ塗装は、2回塗りで施工を行います。
各工程ごとに規定の乾燥時間を十分に確保した後、2回目の塗装を行うことで、塗膜がしっかりと形成され、塗料本来の性能を十分に発揮させることができます。
また、外壁塗装と併せて、軒天など付帯部への部分塗装工事も丁寧に施工しております。
付帯部への部分塗装工事になります。
付帯部とは、軒天・破風板・雨樋などの塗装箇所を指します。
付帯部塗装工事も外壁同様、2回塗りで仕上げます。
2回塗りが完了した時点で色ムラが確認された場合には、再度塗装を行い、ムラのない均一な仕上がりになるよう丁寧に施工いたします。
付帯部以外の塗装工事になります。
シャッターBOXは、雨樋や破風板と同じくファインパーフェクトトップ 23-255(ブラウン)で塗装を行いました。
また、ベランダの床には専用のトップコート剤を塗布し、耐久性と美観を高めています。
すべての塗装工事が完了した後は、仕上がりの確認と養生の撤去を行い、工事の竣工となります。

外壁塗装工事完了後、お客様にご確認いただいたところ、「塗装前より明るく、美しい仕上がりになりました」と、大変ご満足いただけました。
今後は、塗装後の状態を良好に維持するため、隔年で定期点検にお伺いいたします。
外壁塗装工事をご検討の際は、ぜひ街の外壁塗装やさんにご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年10月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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