
中央区にてキュービクルを管理されている管理会社様より、「キュービクルの傷みが見られるため、塗装工事を検討している」とのご相談をいただき、現地調査にお伺いいたしました。
設置から長い年月が経過しており、塗膜の剥がれや錆の発生が見られる状況で、安全面からも早めの塗装工事が必要な状態でした。
また、沿岸地域という立地の影響で塩害による鉄部の腐食が進みやすく、一般的な錆止め塗料では劣化の抑制が難しい旨をお伝えしました。
そこで、既に発生している錆の進行を強固に抑制できる専用の防錆塗料を使用した塗装工事をご提案し、ご理解・ご承諾をいただいたうえで工事に着手いたしました。
使用材料
ファインウレンタン ND-530、セプター101(錆止め塗料)
キュービクルの現地調査を行ったところ、
地面に近い鉄部では塗膜が剥がれ、その影響により錆が広範囲にわたって発生している状況でした。
このまま錆の進行を放置してしまうと、鉄部が腐食し、最終的には安全面に支障をきたす恐れがあります。
また、設置場所が沿岸地域であることから、塩害の影響を受けやすく、鉄部に錆が発生しやすい環境である点も確認されました。
屋根部分においても塗膜の捲れが見られ、錆の発生による鉄部の膨れなどが確認されました。
現時点で錆の浸食によって鉄部に穴が開いている箇所はありませんでしたが、腐食が進行しやすい状態であり、いつ劣化が進んでもおかしくない状況です。
今後の安全性を保つためにも、錆の抑制を目的とした塗装工事による定期的な維持メンテナンスが必要と判断されます。
ケレン作業の様子です。まず初めの工程では、
剥がれや捲れてしまっている既存の塗膜を丁寧に撤去し、錆の発生によって凹凸が生じている箇所を専用の工具を使用して表面状態を整えていきます。作業は屋根部分から順に進め、最後に地面に近い土台部分のケレン作業を行いました。
塗膜の剥がれや錆によって生じた凹凸を平滑に整えるため、カワスキや研磨パットなどの道具を使い分けながらケレン作業を進めていきます。
すべてのケレン作業が完了した後、下地を保護し錆の再発を防ぐための錆止め塗料を丁寧に塗布していきます。

塗装の第一工程となる錆止め塗装の作業です。
今回
使用する錆止め塗料は「ガードセプター」です。
錆の発生を抑制する効果に加え、既に錆が生じている箇所に塗布することで、錆を強固に固着させて浸食の進行を抑える性能を持つ優れた塗料です。
鉄部を長期的に保護し、今後の劣化を防ぐための重要な下地工程となります。
塗装作業に入る前に、塗装を行わない箇所を丁寧に養生し、周囲への塗料の付着を防止します。
その後、
塗装箇所の形状や細部に合わせて刷毛とローラーを使い分けながら、全体に錆止め塗料を均一に塗布していきます。塗布後は約2時間の乾燥時間を設け、塗膜が十分に定着したことを確認したうえで、次の仕上げ塗装工程へと進みます。

仕上げ塗装の工程です。
使用する塗料は、日本ペイント製の「ファインウレタン」で、色はND-530、淡いアイボリー系の優しい仕上がりとなります。仕上げ塗装は2回塗りで行い、塗り重ねることで十分な塗膜厚を確保し、耐久性と美観を高めていきます。
そのため、1回目の塗装後には適切な乾燥時間を確保し、塗膜がしっかりと定着してから2回目の塗装を行うことが重要なポイントとなります。
錆止め塗装の際と同様に、刷毛とローラーを使い分けながらキュービクル全体に仕上げ塗料を丁寧に塗布していきます。2回目の塗装が完了した後は、全体の仕上がりを確認し、塗り残しや塗りムラがないか細部まで点検を行います。
最終確認を終えたのち、養生を取り外してキュービクルの塗装工事が完了となります。
キュービクル塗装工事の完了後の様子です。錆の発生によって目立っていた箇所も、塗装を行うことで目立たなくなり、全体を美しく仕上げることができました。お客様にもご確認いただき、「想像していた以上に綺麗に仕上がっており、大変満足しています」とのお言葉をいただき、工事内容にご満足いただけました。

沿岸地域ということもあり、今後も定期的に状態の確認を行い、必要に応じたメンテナンスを実施してまいります。キュービクル塗装やお住まいの塗装工事は、ぜひ街の外壁塗装やさんにお任せください。
記事内に記載されている金額は2025年10月10日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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