葛飾区柴又にお住まいのS様邸にて行った
スレート屋根の屋根塗装工事の様子をご紹介致します。
「強風で屋根の棟板金が飛散してしまったので修理したい。また、棟板金の補修とあわせて屋根の塗装も行いたい。」と、お問い合わせをいただき調査にお伺い致しました。
屋根材のスレートは塗膜が剥がれて防水性が低下しているため、雨水を吸収しやすくなっている状態ですので苔・藻・カビ・汚れが付着していました。
スレートは防水性が低下してしまうと耐久性の低下に繋がり、ひび割れや欠け、反り等の傷みが生じてしまいます。 数か所ですがスレートが欠けている部分があり、防水性と耐久性の保持のため
屋根塗装工事をご提案し、お問合せのきっかけになりました
棟板金交換工事と併せて工事のご依頼をいただきました。
屋根塗装工事につきましては、日本ペイントの
ファインパーフェクトベストを使用致しました。
ファインパーフェクトベストは、優れた耐候性を備え、美観を長期間保つことが出来ます。また、防藻・防カビ性にも優れていますので藻やかびの発生を抑制します。 色は全26色の標準色の中からS様ご希望のベネチアブルーをお選びいただきました。
使用材料
日本ペイント ファインパーフェクトベスト ベネチアブルー
調査の様子です。屋根材はスレートになります。
スレートを保護している塗膜が剥がれており防水性が低下しているので屋根全体に苔・藻・カビが発生していました。
スレートは塗膜で保護されており防水性や耐久性を保持していますが、紫外線や風雨、塵埃等の外的影響を日々受けていますので塗膜が徐々に剥がれてしまうのです。
スレートの欠けやひび割れが発生している様子です。
スレートは防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなりますので水分を含むと膨張します。吸収した水分が乾燥する際には収縮するのですが膨張と収縮の際にはスレートに負荷が掛かりますので負荷に耐えられなくなると欠けてしまったりひび割れてしまいます。 その他にも耐久性が低下するとスレート自体が反ってしまったりと傷みが生じてしまいます。スレートは反ってしまうと屋根塗装工事を行っても平らには戻りませんので、スレートとスレートが重なっている部分の隙間が拡がってしまい雨水が吹き込みやすくなってしまい、雨水が隙間から吹き込むことでスレートの下に敷設されている防水紙の劣化を早めてしまう原因になります。
屋根の寿命を延ばす事でお家の寿命を延ばす事にも繋がりますので、防水性や耐久性を保持するためにも屋根が色褪せてきたら防水性が低下しているサインですので屋根塗装工事を行う事を推奨します。
S様に屋根の状態をご説明し、お問い合わせのきっかけになりました
棟板金交換工事と併せて屋根塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
屋根塗装工事の費用につきましては税込415,800円からとなり、S様邸は税込540,000円にて施工させていただきました。 使用する塗料により工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
施工の様子です。
屋根塗装工事は先ず高圧洗浄の工程から開始致します。旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄で丁寧且つ確実に洗い流していきます。
塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してしまいます。 高圧洗浄は水道水を使用致しますが、専用の高圧洗浄機を使用したしますので水圧はかなりのものになります。最大で15MPa以上の水圧をかける事が出来ますので、屋根材の傷み具合を確認しながら水圧を調整し、付着している汚れや苔を綺麗に除去していきます。高圧洗浄を行い屋根を乾燥させたら下塗りの工程に移ります。
屋根塗装工事の下塗りの工程の様子です。
上塗り塗料に日本ペイント株式会社の
ファインパーフェクトベストを使用致しますので、下塗り塗料は専用のファイン浸透シーラーを使用致します。
塗装工事は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを行います。
下塗りの工程は塗装工事において下地と塗料を密着させるための重要な工程になります。
接着剤のような役割を果たしたり塗装面の吸い込みを止めますので仕上がりを綺麗にするだけではなく、使用する塗料の耐用年数に関わる重要な工程になりますので必ず行います。 下塗りの工程が終わりましたらタスペーサーを設置する工程に移ります。
タスペーサーを設置する様子です。
屋根材と屋根材が重なる部分にタスペーサーを設置していきます。タスペーサーはスレート屋根を塗装する際に必要な縁切り作業に使用される部材になります。
縁切りは屋根材と屋根材の縁を切る作業を指し、塗装の際に縁切りを行わないと塗料で屋根材の重なり部分が密着してしまうため雨漏りや内部結露が発生してしまう原因になります。
従来の縁切り作業は塗装完了後、皮スキやカッター等で屋根材の重なり部分の塗料を1枚1枚剥がしていましたので手間と時間の掛かる作業でしたが、
タスペーサーは屋根材と屋根材の重なり部分に差し込むだけですので時間も掛からず屋根材を傷める心配がなく、雨漏りのリスクも抑えられます。
タスペーサーの設置が終わりましたら中塗りの工程に移ります。
中塗りの様子です。
中塗り・上塗りで使用する塗料は日本ペイント株式会社のファインパーフェクトベストになります。色はS様ご希望のベネチアブルーになります。
ファインパーフェクトベストはラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料になります。シリコングレードを超える優れた耐候性を備えており、防藻・防カビ性能も備えていますので藻やカビの発生を抑制し、美観の維持も期待できます。
中塗りの工程では凹凸のない平らで滑らかな下地を作っておくことで仕上げになる上塗りをキレイに美しく仕上げる事に繋がりますので丁寧に塗っていきます。中塗りの工程が終わりましたら上塗りの工程に移ります。
上塗りの様子です。中塗りと同様にローラーで丁寧に塗装していきます。ファインパーフェクトベストは下地への塗着性が良好でローラー塗装の作業性に優れており、初期乾燥性が良いので足跡が付着するのを防ぎます。
中塗りの上に丁寧に重ねて塗っていく事で塗料の塗り残しや塗りムラを防ぎます。S様邸は入母屋になっておりますので外壁の取り合いなどローラーで届かない箇所は刷毛を使用して丁寧に仕上げていきます。
上塗りの工程後、細かいところのタッチアップが終わりましたら屋根塗装工事が完了となります。
防水性が低下し、苔や汚れが付着していましたが屋根塗装工事にてメンテナンスを行いましたので防水性、耐久性の保持が期待できるという事で大変満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き
新型コロナウィルス対策を行っており、飛沫感染のリスクを防ぐためマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します。
屋根塗装工事を施工させていただいてから1年が経過致しましたので定期点検(1年点検)にお伺いさせていただきました。 当社では工事後の定期点検を実施し、安心のアフターメンテナンス体制で責任を持ってしっかりとサポートさせていただいております。
屋根塗装工事の定期点検は、塗膜の剥がれや膨れが発生していないか確認する為、屋根全体の点検を行います。 塗装工事では下地の調整や下塗りの工程に不備があると工事完了後に塗膜が剥がれたり膨れてしまう事がありますが、丁寧且つ確実に施工した事により不具合は無く塗料の艶もしっかりと維持されており問題の無い良好な状態でした。
続いて棟板金等の板金部分の点検の様子です。棟板金やケラバ板金の塗装も屋根と同様に塗膜の剥がれや膨れは無く問題はありませんでした。 屋根の塗装は勿論の事ですが、鉄部は塗膜が剥がれると錆が発生してしまいますので定期的に確認する事が重要になります。
S様に点検のご報告をし、特に問題は無かったことをお伝えし定期点検は終了となります。 次回の点検は、隔年点検の3年点検になり2年後の点検になります。
普段から確認しにくい屋根の上は定期点検を実施し写真を見ていただきながらお客様にご報告させていただいております。今後も責任を持ってしっかりとサポート致しますので引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2024年02月01日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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