江戸川区北葛西にお住まいの増田様邸にて行った
屋根塗装工事と
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。「屋根と外壁の塗装工事を検討しているので点検してほしい。」と、お問い合わせをいただき調査にお伺い致しました。
増田様邸はスレート屋根とサイディング外壁になります。屋根材のスレートは塗膜が剥がれて色褪せており、防水性が低下しているため雨水を吸収しやすくなっている状態ですので苔・藻・カビ・汚れが付着していました。防水性が低下してしまうと耐久性の低下に繋がり、ひび割れや欠け、反り等の傷みが生じてしまいます
外壁のサイディングにつきましても同様に防水性が低下しており苔が発生しておりました。また、目地のシーリングも劣化している状態でした。塗り替えのサインであるチョーキングも発生しておりましたので調査のご報告をし、屋根塗装工事と外壁塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
増田様邸の塗装工事では日本ペイントのパーフェクトシリーズを使用し施工致しました。屋根塗装工事にて使用した塗料はファインパーフェクトベストで色はブラウンをお選びいただきました。外壁塗装工事にて使用した塗料はパーフェクトトップを使用し、色はND-280をお選びいただきました。日本ペイントのパーフェクトシリーズはコストパフォーマンスに優れており、シリコン塗料とほぼ同価格で耐用年数はシリコン塗料以上フッ素未満と言われております。お手ごろな価格で長めの耐用年数をお考えの方にお薦めの塗料です。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 足場工事
使用材料
屋根:ファインパーフェクトベスト・ブラウン 外壁:パーフェクトトップ・ND-280
屋根の調査の様子です。屋根材はスレートになります。スレートを保護している塗膜が剥がれて色褪せており、防水性が低下しているので苔・藻・カビが発生していました。スレートは塗膜で保護されており防水性や耐久性を保持していますが、紫外線や風雨、塵埃等の外的影響を日々受けていますので塗膜が徐々に剥がれてしまうのです。
スレートの塗膜が剥がれて素地が露出している様子です。素地が露出してしまうと防水性を失い雨水をより吸収してしまいますのでスレートの耐久性の低下に繋がります。水分を含んだスレートは膨張し、吸収した水分が乾燥する際には収縮する動きが生じます。膨張と収縮の際にはスレートに負荷が掛かりますので負荷に耐えられなくなるとひび割れてしまいます。その他にも耐久性が低下すると欠けてしまったり、スレート自体が反ってしまったりと傷みが生じてしまいますので、防水性や耐久性を保持するためにも屋根が色褪せてきたら防水性が低下しているサインですので屋根塗装工事を行う事を推奨します。
外壁の調査の様子です。外壁材は
サイディングになります。サイディングを手で触ると
チョーキングが確認出来ました。サイディング外壁も屋根材のスレートと同様に塗膜で保護されており、太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けて塗膜が剥がれてしまいます。塗膜が剥がれてきますと劣化症状として粉状になり、直接手で触ると手が外壁の色が付着します。この劣化症状をチョーキング現象と呼び、塗膜が剥がれてきている事を意味しますので塗り替えのサインになります。チョーキング現象は塗料の劣化が原因になり、塗料に含まれている合成樹脂が分解され粉状になった顔料が表面に浮き出てくるので手で触ると粉状のものが手に付着するのです。
サイディングの素地が露出している様子です。スレートと同様にサイディングも素地が露出している箇所がありました。こちらも耐久性の低下に繋がりますので外壁塗装工事にて早めの対応が必要になります。
シーリングの調査の様子です。サイディング外壁は貼り合わせておりますのでサイディングとサイディングの繋ぎ目にはシーリングが充填されています。シーリングもサイディングと同様に紫外線や風雨等の外的影響により劣化してしまいますので徐々にひび割れ等の劣化症状が出てきます。シーリングは雨水の浸入を防いだり、建物の揺れに合わせて外壁材等の破損を防ぐ緩衝材の役割を果たしており、お家にとって重要な部分になりますので定期的なメンテナンスが必要です。ひび割れたり剥離してしまうと隙間から雨水が浸入してしまい
雨漏りに繋がります。また、緩衝材の役割が果たせなくなってしまうとサイディングが反ってしまったり、サイディング同士が接触してしまい破損してしまいます。
屋根や外壁の防水性の低下は耐久性の低下に繋がりひび割れ等の原因になります。また、シーリングの劣化もサイディングが反ってしまう原因や雨漏りの原因になりますので定期的にメンテナンスを行う事でお家の寿命を延ばす事に繋がります。四季の寒暖の差や様々な天候の影響により膨張と収縮を繰り返しており負荷が掛かりますのでお客様に調査のご報告をし、全体的な塗装メンテナンスが必要な事から
屋根塗装工事と
外壁塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
外壁塗装と屋根塗装はセット料金プランとして総二階・25坪、屋根面積60㎡までですと833,800円(税込)から承っております。使用する塗料や建物の形状により工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
洗浄の工程の様子です。屋根塗装工事や外壁塗装工事では先ず、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄にて洗浄作業を行います。洗浄作業の順番としては建物の高所から行い、丁寧且つ確実に洗い流していきます。塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してきます。旧塗膜や汚れが付着したままですと耐用年数が短くなってしまう事が懸念されますので高圧洗浄作業は必ず行います。
高所の屋根から洗浄を行い、外壁面を洗浄しながら雨戸等の付帯部の汚れも必ず除去します。外壁塗装工事を行う際には雨戸や雨樋などの付帯部も塗装する事を推奨します。足場が必要な工事を同じタイミングで実施する事によりランニングコストを抑えられます。
屋根塗装工事の下塗りの工程の様子です。上塗り塗料に日本ペイント株式会社のファインパーフェクトベストを使用致しますので、下塗り塗料は専用のファイン浸透シーラーを使用致します。塗装工事は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを行います。下塗りは塗装工事において下地と塗料を密着させるための重要な工程になります。接着剤のような役割を果たしたり塗装面の吸い込みを止めますので仕上がりを綺麗にするだけではなく、使用する塗料の耐用年数に関わる重要な工程になりますので必ず行います。
タスペーサーを設置する様子です。下塗りの工程が終わりましたら屋根材と屋根材が重なる部分にタスペーサーを設置していきます。タスペーサーはスレート屋根を塗装する際に必要な縁切り作業に使用される部材になります。縁切りは屋根材と屋根材の縁を切る作業を指し、塗装の際に縁切りを行わないと塗料で屋根材の重なり部分が密着してしまうため雨漏りや内部結露が発生してしまう原因になります。従来の縁切り作業は塗装完了後、皮スキやカッター等で屋根材の重なり部分の塗料を1枚1枚剥がしていましたので手間と時間の掛かる作業でしたが、タスペーサーは屋根材と屋根材の重なり部分に差し込むだけですので時間も掛からず屋根材を傷める心配がなく、雨漏りのリスクも抑えられます。
中塗りの様子です。下塗りの工程が完了しましたら中塗りを行っていきます。中塗り・上塗りで使用する塗料は日本ペイント株式会社のファインパーフェクトベストになります。色はブラウンをお選びいただきました。ファインパーフェクトベストはラジカル制御形ハイブリッド高耐候屋根用塗料になります。シリコングレードを超える優れた耐候性を備えており、防藻・防カビ性能も備えていますので藻やカビの発生を抑制し、美観の維持も期待できます。中塗りの工程では凹凸のない平らで滑らかな下地を作っておくことで仕上げになる上塗りをキレイに美しく仕上げる事に繋がりますので丁寧に塗っていきます。
上塗りの様子です。中塗りと同様にローラーで丁寧に塗装していきます。ファインパーフェクトベストは下地への塗着性が良好でローラー塗装の作業性に優れており、初期乾燥性が良いので足跡が付着するのを防ぎます。屋根全体の上塗りが屋根塗装工事は完了になります。
増築部分の下屋根には縦葺きの金属屋根材が使用されておりますので下塗りには錆止め塗料のハイポンファインデクロを使用致しました。ハイポンファインデクロは優れた高防錆力で鉄部など幅広い下地に適正があります。
金属屋根もスレート屋根と同様に中塗りと上塗りの工程を行います。縦葺き屋根は凹凸がありますのでローラーで塗れない細かい部分は刷毛を使用して塗り残しがないようにします。
シーリングを打ち替える様子です。既存のシーリングをカッター等で切り込みを入れ撤去していきます。傷みが軽度でしたら手で引っ張りだせるのですが、進行しているとボロボロと崩れてしまいますのでカッター等の工具を用いて削りながら撤去していきます。既存のシーリングが残ってしまうと新しく充填するシーリングの接着力が落ちてしまいますので全て除去します。
シーリングを充填する様子です。既存のシーリングを撤去後、マスキングテープで目地の両端に養生を行います。サイディングボードにシーリングが付着するのを防ぎ、シーリングを充填する際の作業効率も上がります。マスキングテープで養生を行ったらシーリングを充填する前に、接着力を高めるためのプライマーを塗布していきます。サイディング外壁はある程度、動く事を前提に造られており外壁の目地部分に充填されているシーリングは地震等の揺れの際にサイディングボード同士の干渉を防いで破損させないための緩衝材の役割を果たします。また、雨水の浸入も防いでおりとても重要な部分ですので接着力を高めるためのプライマーを必ず塗布します。
新しく充填するシーリング材はオート化学工業のオートンサイディングシーラントを使用致しました。外壁に使用するシーリング材は、屋外環境に強いシーリング材を選ぶことが重要になります。オートンサイディングシーラントは住宅の外壁仕様の中でも特にサイディングに使用された際に最高のパフォーマンスを発揮する様に設計された外壁用ハイクオリティシーリング材です。
オートンサイディングシーラントは、汚れにくい汚れ防止機能(防汚性)を備えております。また、外壁用シーリング材は建物や壁(目地)の繰り返される動きに長く追従しなければなりません。この長期追従性は耐久性として性能別に区分されます。耐久性区分は温度、引張率、圧縮率の条件を変化させクリアした条件ごとに分けられますがオートンサイディングシーラントはサイディング用としては最高クラスの9030をクリアします。その他にも紫外線照射や水の散布、更には熱を加えながら一日のサイクルを再現する促進試験機(サンシャインウェザーメーター)などで再現、処理を繰り返すなどの試験を行い耐久性、耐候性を実現した長寿命のシーリング材になります。
充填する際には専用のカートリッジで充填し、専用のヘラで中に空気が入らないように押し込みながら均していきます。側面への密着度を上げるためでもあります。シーリングを均していきましたら固まる前にマスキングテープを剥がします。シーリングが完全に固まってしまうとマスキングテープを剥がす際にシーリングが固着してしまい綺麗に剥がせなくなってしまいますので手際よく作業を進めます。
サッシ廻りにもシーリングが充填されていますが建物の構造上撤去する事が難しく、撤去する事で窓廻りの防水テープを傷めてしまい雨漏りに繋がる場合がありますので既存のシーリングの上に充填する増し打ちを行っていきます。サッシ廻りはサイディングがひび割れていることがありますのでシーリング充填作業の工程時にひび割れた箇所があればひび割れ箇所のシーリング処理も同時に行っていきます。
下塗りの様子です。外壁塗装工事は主に下塗り、中塗り、上塗りの3回の工程で塗装を行います。下塗りの工程は外壁に仕上げ塗料を密着させる重要な役割を果たします。中塗り、上塗りに日本ペイントのパーフェクトトップを使用致しますので下塗り塗料には日本ペイントのパーフェクトサーフを使用致します。パーフェクトサーフは窯業系サイディングボードの塗り替えに最適な下塗材になります。防藻・防かび機能を備えております。また、微弾性機能を備えておりますのでヘヤクラックへの追従性があります。きめが細かいので上塗りの吸い込みが少なく、仕上がり感に優れておりますので美しい仕上がりが期待できます。下塗りの工程も外壁塗装工事の仕上がりを左右すると言っても過言ではありませんのでムラなく丁寧に塗っていきます。
中塗りの様子です。下塗りの工程が終わりましたら十分に乾燥させ中塗りの工程を行います。使用する塗料は日本ペイントの
パーフェクトトップになります。色はND-280をお選びいただきました。専用のローラーで塗布していき、細かい部分は刷毛を使用して丁寧に塗っていきます。コストパーフォーマンスに優れシリコン塗料とほぼ同価格で耐用年数はシリコン塗料以上フッ素未満と言われています。お手ごろな価格で長めの耐用年数をご希望の方にはお薦めの塗料になります。
上塗りの様子です。中塗りの工程後、仕上げ塗りの2回目の上塗りを行い塗膜を厚く強固なものにします。中塗りと同じ塗料を塗っていきますので塗りムラが無いように丁寧に仕上げていきます。塗料メーカーでは殆どの塗料の仕上げ塗りを2回行うように指定されています。メーカーが指定した回数を塗らないと色褪せも早くなりますし、耐用年数も短くなります。
外壁以外の付帯部を塗装する様子です。外壁塗装工事を行なう際には外壁以外の付帯部と呼ばれる雨樋や破風板、軒天や水切り等の塗装も行います。建築資材の殆どは塗膜で保護されておりますので付帯部も塗装する事により耐久性の保持に繋がり、美観の維持にも繋がります。
付帯部塗装にて使用したのはこちらも日本ペイントのパーフェクトシリーズになり、ファインパーフェクトトップを使用致しました。色は黒色で統一したいとのご希望でしたのでブラックになります。
付帯部の塗装は2回塗りになります。下塗りの上に仕上げの塗装を塗りムラの無いように行い綺麗に仕上がりました。付帯部の塗装は外壁塗装工事と併せて行う事で防水性や耐久性の保持、美観の維持にも繋がります。
全ての塗装が終了致しましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行います。また、塗料が飛散したり跳ねていないかの確認もしっかり行います。最終確認が終わりましたら、お客様お立会いの元、ご一緒に確認をしていただき屋根塗装工事と外壁塗装工事が完了となります。綺麗に仕上がりましたので大変満足していただけました。
私たち
街の外壁塗装やさんでは、無料点検にてお住まいの状態を確認して、最適な補修や塗装をご提案致します。調査・お見積は無料になりますのでお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年09月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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