時期的に塗り直しを検討し始めました。
一番気になっていたのは屋根の苔です。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 防水工事 シーリング打ち替え 部分塗装 その他 洗浄
弊社では 工事までだいたい次のような流れです。
現場調査 → 現状報告、塗料の紹介・説明、お見積り → ご契約 → 一部入金 → 工事 → 完工 → 入金
プランはだいたいA~Eで、塗料の種類により工程やお値段が違ってきます。
お見積り・明細には 作業部位ごとに必要塗料や量、注意事項を記載しています。
必須項目には 足場代、洗浄代、養生代の他、状態によっては飛び出した釘打ちや 壁のひび割れを埋める処理などが入ってきます。
塗料はお客様にお選びいただきます。
弊社で扱っている塗料とメーカー名、単価を明記した表の中(A~Eプランぐらい)から、お客様自身で外壁や屋根に使用する塗料を選んでいただきます。
色はご契約のとき 色見本帳の中からお選びいただいています。
破風板や雨戸などは弊社で決まった塗料で下地の色に合わせて仕上げています。
ちなみに塗装会社が提携している塗料会社によって 取り扱っている塗料が違います。
お見積もりを取ってからだいたい皆様2週間ぐらい悩まれます。
石岡市の今回のお客様は・・・外壁に超低汚染リファイン、屋根にGAINAを選ばれました。
これらの塗料の特徴については後方でご紹介いたします。
屋根と外壁を洗浄しているところです。
緑色に見えるのは苔です。
この洗浄時にしっかり汚れを落としておかないと、塗料の特徴が発揮できなかったり早い段階での剥がれの原因となります。
古く固くなったコーキング材をカッターなどで取り除いていきます。
右の写真は取り除いたコーキング材です。
プライマーとは接着剤の役割をするものです。
新しいコーキング材が しっかりくっつくよう、溝の中にハケで丁寧に塗ります。
次に新しいコーキング材で溝を埋めていきます。
この作業を私たちは「コーキングを打つ」などと言っています。
窓枠の外側にも打ちます。
窓の所はヒビ割れが起きやすいので たいてい補強の意味でも行います。
これは打ち込んだコーキングを 専用のヘラで平坦になるように撫でているところです。
溝の淵に貼っておいた テープを剥がせば コーキング打込み完了です。
屋根の板金がズレて出来た隙間を コーキング材でふさぎます。
ここはふさいでおかないと、屋根内部に雨水が浸入し、屋根材が腐ったり、雨漏りの原因に繋がる可能性が出てきます。
この後 色付きの塗料を上から塗るので、コーキングのあとは分からなくなります。
今回屋根板金に使用したコーキングの色は黒。
外壁の縦に使ったコーキングの色はは茶色です。
コーティング材にはいろんな色があり、上塗りする塗料の色によって使い分けます。
屋根を塗装する前の準備として、出釘打ちや板金棟部分のズレ、剥がれ、割れなどがあった場合補修してから塗装します。
この屋根の劣化の進行状況から、縁切り(通気工法・タスペーサー挿入)をお勧めしました。
屋根の素材と上塗り塗料の特徴を考えて選んだ調整材を塗ります。
これで屋根材と塗料が密着し、長持ちするのです。
上塗り塗料を塗ります。
今回お客様がお選びになった塗料はGAINA(ガイナ)です。(下方に説明書きがあります)
右の写真は「タスペーサー」を差し込んでいるところです。
タスペーサーとは縁切りに代わる物です。(下方に説明書があります)
破風板への塗装は、塗料の絡みをよくするため 下地を目晒します。
その作業のことを「ケレン」といい、他の部位でも何度も登場します。
ケレンして拭いたら 下塗りします。
素材が鉄製でしたので、錆止めを塗ってから上塗りします。
雨樋も傷付け過ぎないよう 力加減をしながら目晒します。
この雨樋は鉄製ではなかったので特に錆止めなどぬらず、直接上塗り塗料を塗っていきます。
外壁の下地と これから塗る塗料の特徴に合わせて下塗り調整材を塗ります。
機械で表面をケレンし、汚れを落とします。
次にシンナーで表明に塗られている防水蝋(FRP)を溶かします。
FRPは塗料を弾いてしまうからです。
タオルで拭き上げしてから(トップ材)上塗りを1回塗ったら ベランダ床の塗装完了です。
出窓の屋根の上もケレンし、塗料がよく着くように表面を整え、(錆止め)下塗りします。
水切りもケレンして表面を目晒して錆止めを塗ります。
タスペーサーとは縁切りに代わる物です。
縁切りとは、塗料を塗ることで屋根の板同士が重なっている部分にできた塗膜を、カッターの刃などで切り隙間を設け通気を良くすることです。
屋根板の重なった部分がぴったりくっついて隙間がないと「毛細管現象」と言う水を吸い上げる作用が働き、雨水がどんどん どんどん屋根内部へ吸い込まれていきます。
屋根板同士に塗膜がかかったままになっているのも、屋根内部と外気温との差が生じて内部結露が発生するので良くありません。
このような事が起こると屋根材が湿気を帯び、腐ったり雨漏りしたりする原因に繋がるのです。
汚れと塗膜表面の間に水が入り込んで汚れを洗い流す、つまり汚れの定着を防ぐ特徴があります。
さらに「超耐候性」、「遮熱性」、「遮熱保持性」なども持ち合わせています。
美観を長期間保つためのあらゆる機能を有する塗料です。「
ガイナは外装用・内装用の他、浴室やキッチン周りなどの結露しやすい所、道路、船舶やバス等の乗り物、ヘルメット等 用途によりいくつか種類があります。
外装用ガイナは紫外線に強く、断熱・遮熱性能による建物の膨張・収縮を最小限に抑えられるため、建物の維持費用が下がることが期待できます。通常の塗料の2~3倍の耐久性があり、建物を長寿命化させることができるという塗料です。
冷暖房効果も高まるので、結露・底冷え・ランニングコストのお悩軽減も期待できます。
塗料の単価は他の塗料に比べて ほんの少しだけ高いですが、初期費用はかかっても、建物の維持費用は下がることが期待できます。
打ち上げロケットの先端部に塗布する断熱技術を民間に転用した塗料で、その特徴は保温-遮熱・防音・空気質改善・防露・耐久・安全に優れ、国土交通省大臣認定の不燃材でもあります。
記事内に記載されている金額は2020年08月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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