ベランダから雨漏りがしていて、施主様ご自身で修理されて雨漏りは収まったとのことでしたが、気になっていたとのこと。飯島町の補助金制度があることを知り、ベランダの防水工事と一緒に、外壁塗装工事も行う決意をしたということでした。
施工内容
外壁塗装 防水工事 外壁材 足場工事 現場調査・点検 雨樋交換 ALC張り替え 補助金
使用材料
エピテックフィラーAE,超低汚染リファインMF-IR(クエリー)
工事費用
便器交換,雨樋一部交換,ベランダ防水,付帯・外壁塗装など:約230万円
上伊那郡飯島町で行ったALC外壁塗装工事のご紹介です。
経年劣化による色あせなどの症状のほかに、寒冷地によく見られる「凍害」による爆裂の症状もありました。
外壁を張り替えて補修していますので、ぜひその工程もご覧ください。
また、ベランダの防水工事のようすも合わせてご紹介します。
入母屋造の立派な住宅です。
外壁は「ALC」という外壁材です。
「軽量気泡コンクリート」というもので、コンクリートではありますが、気泡が大量に含まれているような処理をされていますので、一般住宅向けの軽い外壁材となっています。
しかしやはりコンクリートですので、
塗装による防水処理が不可欠です。
一見問題なさそうに見える外観ですが・・・近寄って詳しく見ていきます。
触ると汚れとは違うチョークの粉のようなものが手に付く場合、防水機能が落ちているサインです。
先述した通りALCは多数の気泡があるので、防水機能を失ってしまうと水分を吸収しやすくなります。
最初は小さなヒビ割れでもそこから水分が入り込み、冷え込む夜に凍り、日中に溶けてまた夜に凍り・・・と繰り返していくと「
爆裂」という現象に繋がります。
外壁がどんどん破壊されてしまうので、早めにメンテナンスをすることが重要です!
他にもひび割れが散見され、カビやコケが付着している個所も見られました。
ベランダは表面がひび割れ、水たまりができていました。
トップコートがひび割れ、防水層を守る機能が落ちてしまっています。
水たまりがあるという事は、勾配に異常が生じて排水がうまくいかなくなっている可能性があります。
また排水口の目皿も腐食して、こちらもゴミを受ける機能が無くなっていそうですね。
このまま防水層が傷んでしまうとベランダからの雨漏りに繋がりますし、ゴミがそのまま流れて排水管が詰まってしまう恐れがあります。
他の場所でも、トップコートが剥がれているようすが確認できました。
施主様と相談して、今回は「超速硬化ウレタン防水」という工事をすることになりました。
まず足場を設置する工事から始まります。
足場屋さんが事前に足場用の図面を作り、当日はその図面に沿って職人が組んでいきます。
足場が組めて職人が安全に作業できる環境が整ったら、次の作業に入ります。
塗装前の洗浄作業です。
古い塗膜や長年蓄積された汚れを落としていきます。
爆裂している外壁は、結露が発生しやすい浴室の窓の下・・・という場合が多いです。今回も例外ではありませんでした。
既存の防水シートを整えた後に、上から新たな透湿防水シートを張ります。
ALCパネルを現場で必要なサイズに合わせてカットし、施工していきます。
サッシの下には新たに
水切り金物を設置しました。
こうした水切り金物があると、サッシに結露した水分が直接外壁につたわることがありません。
ビス頭もきれいに補修し、パネルの張り替えは完了です。
この後、他の外壁と共に塗装をします。
軒天は直射日光が当たらず、湿気がこもりやすい場所でもあります。
カビなどが発生しやすいので、防カビ効果のある塗料を使用するのも良いと思います。
劣化して傷んだままにしておくと、屋内への雨漏りに繋がったり、腐食して穴が空いてしまったりとおおごとになってしまうので、時折下から眺めてチェックしてみてくださいね。
外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げていきます。
今回使用した下塗り材はアステックペイント社の「エピテックフィラーAE」です。
粘度が高く、厚みのある塗膜を作るので、ALCやモルタルのような凹凸のある外壁材に塗布すると、平滑に整えてくれます。
さらに、乾燥後は柔軟な塗膜になるので、細かなヘアクラックや建物の動きに追従してくれます。
中塗り・上塗りの工程では、同じ上塗り材を使います。
アステックペイント社の超低汚染シリーズ「リファインMF-IR」という無機フッ素塗料を使用しました。
メーカー発表の期待耐用年数は20~24年です!
結合力の強いフッ素樹脂に、劣化に強い無機成分を固着させることで優れた耐候性を発揮するという塗料です。
最後に、上塗りを行い仕上げていきます。
爆裂していてパネルを張り替えた場所も、違和感なく美しく仕上がりました。
雨樋も一部劣化して変形している個所がありましたので、そこは交換しました。
本来は、雨水が流れるようにきちんと勾配を付けて設置してあるのですが、変形してしまうと雨水がうまく流れなくなってしまいます。
すると雨水が思わぬところから溢れたり、跳ね返って外壁を傷つけたりして、放っておくとそこから雨漏りにつながるケースもあります。
雨樋を傷んだままにしておき、長年にわたって想定外の場所から屋根に雨水が落ちて、屋根を傷めて雨漏りしてしまった・・・というケースが実際にありました。
今までとちょっと変わったかも、と気付くことができたら、是非専門家に相談してみてください!
ベランダ防水工事は「超速硬化ウレタン防水」という工法で行います。
専用の機械を使い、スプレーで吹付施工を行いますので、均一でムラのない塗膜が出来上がります。そして何より、硬化して歩行可能になるまで1時間もかかりません。
その手順ですが、まず下地処理を行います。
今回は電動工具を用いて、古い塗膜を削り落としていきます。
その後プライマーを塗布し、防水層を吹き付けます。
その際、スプレーで吹き付けるので、必要のない場所はドーム状にビニールで覆います。
防水層を吹き付けた後に、トップコート塗装をして完成です。
傷んでいた排水口の蓋も交換しました。
施主様と一緒にぐるっと仕上がりを確認し、OKが出たら足場を撤去して完成です。
「クエリー」というベージュ系の優しい色で仕上がりました。
こうした伝統的な家屋にもよく似あう落ち着いた色ですね。
弊社ではカラーシミュレーションも行っております。
また、補助金については自治体ごとに異なりますので、こちらについても一度ご相談ください。
街の外壁塗装やさん飯田・伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
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