ステキな外観にひかれて営業担当者の目に留まりました。
ただよく見ると傷みがありましたので、ちょうど外で作業をしていた施主様に声をかけさせていただきました。
左官業をされているので、できるところは自分で手を入れてきたとのことでした。
ただ全体的な補修をするわけにもいかず「業界の内情を知っているので、なかなか信頼できる会社が見つからない」とお話してくださいました。
弊社が伊那にも支店を出した旨をお話しすると、看板シート等を見たことがあると言ってくださり「一度見積りを出してみて」という事になりました。
結果、ご納得いただくことができ、工事をお任せくださいました。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
外壁塗装 工事全般 足場工事 現場調査・点検 木部塗装
使用材料
エピテックフィラーAEⅡ，超低汚染リファインSi-IR（ウィザードコッパー），ガードラックPro（オーク）
施工期間
33日間
工事費用
外壁・木部塗装，付帯部塗装等：130万円
カビやコケ類の付着と、換気扇フードの下の汚れも気になりますね。
また、もともとひび割れがしやすいモルタルの外壁なのですが、細かなひび割れが複数確認できました。
耐火性、耐久性に優れたモルタル外壁ですが、セメントと砂が主原料なので、防水のための塗装が不可欠となります。
特に吹付仕上げで表面に凹凸があると、防水機能が落ちてくるとそこに雨水などの汚れが溜まり、カビが付着しやすくなります。
木部は湿気を吸って吐き出して・・・と、膨張と収縮を繰り返す生きた素材ですので、どうしても塗膜の劣化が他の外壁材よりも早くなってしまいます。
一般的には3～5年でメンテナンスをするのが望ましいとされています。
高所作業になるので安全確保のため、専門的な知識を持つ有資格者が作業に当たります。
長年にわたって蓄積された汚れや古い塗膜、コケやカビなどをきれいに洗い流します。
汚れが残ったまま塗装してしまうと施工不良になってしまうので、念入りに洗浄を行います。
効率的に作業を進めるために、欠かせない工程です。
窓はもちろん、エアコンの室外機や電気メーターなど、塗料が付着してはいけない場所をすべて、専用のビニールで覆います。
この時のマスキングテープのラインがそのまま仕上がりのラインになりますので、こんなところでも塗装職人の腕が試されます。
破風板や鼻隠しは、ケレンという作業を行って古い塗膜を落とします。また細かな傷をあえてつけることで、塗料の密着性をよくする目的もあります。
こうして付帯部も下地を整えてから塗装していきます。
浸透タイプの塗料なので、木目の美しさを残しつつ、防虫・防腐・防カビ効果と撥水性を付加できます。
2回塗りで仕上げました。
いわゆる「微弾性フィラー」で、厚く塗られた塗膜も乾燥後は柔らかくなるので、ダメージのあるモルタル外壁には最適な下塗り材と言えます。
一般的なシリコン塗料よりも無機成分が豊富に配合されており、優れた耐候性を発揮します。
また劣化要因である「ラジカル」を抑制する「高耐候型白色顔料」というものを採用していますので、塗膜の劣化を抑えることができます。
さらに、下塗り材と同じく柔軟性を有する塗膜を形成するので、やはりモルタルのような外壁材には適した塗料とです。
今回は「ウィザードコッパー」という少し赤みのある濃いグレーを使用しました。
すっかりイメージチェンジとなりましたが、重厚感のあるステキな外観になったと思います！
また今回「アステックプラスSW」という防カビ防藻剤を添加して塗装しました。
一般的な防カビ・防藻材が約32種の菌に対する阻止効果があるのに対し、アステックプラスSWはなんと約2000種ものカビ・藻類に効果を発揮します！
湿気の多い立地だったり、日当たりの悪い面にいつもカビが付着してお困りの方にはお勧めです！
偶然にも今回担当した塗装職人が施主様と知り合いだったそうで、工事中はお互いに忌憚なく意見を言い合いながら仕事を進めることができたみたいです。
営業担当はそんな二人を見守るばかりでしたが、良い仕上がりになって、施主様にもご満足いただくことができました。
こうしうた思い切ったイメージチェンジも、弊社ではカラーシミュレーションを行っておりますのでお気軽にご相談いただきたいと思います。
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記事内に記載されている金額は2024年06月14日時点での費用となります。
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