
「外壁にひび割れがあり、自分でコーキング打ったけど上手くできなかった。ひび割れ補修をしてほしい。25年経つけど、何もしていないから、ついでに屋根も見てほしい。ひび割れ補修と、屋根も手入れが必要なら見積して欲しい」と、お問い合わせをいただきました。
現地調査に伺うと、モルタル外壁にひび割れを確認いたしました。
屋根を高所カメラで確認すると、パミールで劣化が進んでいました。
ひび割れ補修と外壁塗装、屋根カバー工事をご提案いたしました。
「足場組むなら、この際、全部やってしまおう!当分の間、何もしないで良いようにしたいから、外壁は20年位の耐久性があるものでお願いします。」と、ご依頼をいただきました。
使用材料
屋根:横暖ルーフαSちぢみ 外壁:フッ素REVO1000-IR
現地調査の様子です。
モルタル外壁に、ひび割れが多数あり、コーキングで補修した跡が数カ所ありました。
色褪せも確認できました。
屋根は、ニチハ パミールでした。
パミールは、大手建材メーカーのニチハが製造・販売していた化粧スレート屋根材で、アスベスト規制に対応して作られた初期の製品でした。1996年~2008年の間に大量に使用されましたが、耐久性に問題があり、約10年で層間剝離、反り、ひび割れ等の不具合が多発し、剥がれて崩れる等の劣化症状が見られます。現在は製造中止となっています。
パミールは、塗装不可です。メンテナンスはカバー工事か葺き替え工事 と、なります。
外壁には、ひび割れ(ヘアークラック)が多数あり、色褪せが確認できたため、外壁塗装をご提案いたしました。
屋根からの雨漏りはしていなかったので、屋根カバー工事をご提案いたしました。
棟板金(棟包み)を撤去した貫板の様子です。
棟板金の下地に使用されている貫板は、吹き込んだ雨水や、棟板金を固定する釘から伝わって侵入した雨水により、腐食していきます。雨水により傷んでしまい、黒ずんで見えます。
貫板の腐食が進むと釘を固定できなくなり、強風で棟板金が捲れたり、飛ばされることがあります。
既存貫板は木でしたが、屋根カバー工事の際は、新たに樹脂貫板を取付けます。
街の外壁塗装やさん深谷店では、樹脂貫板の取付けが標準仕様です。
樹脂貫板は、腐食する心配はありません。ビス止めとなりますので、釘止めのように浮いてくる心配もありません!
注意点は、ビス止めの際、樹脂貫板の割れや亀裂に気が付かずに棟板金を取付けると、その後、棟板金の中で樹脂貫板の割れや亀裂が広がる事があります。その為、熟練した職人による作業が必要となります。
屋根カバー工事が完工しました。
外壁塗装へ続きます。
高圧洗浄作業の様子です。
外壁を隅々まで、きれいに洗浄します。ベランダや付帯部も洗浄します。

養生作業の様子です。
玄関周りやサッシ、給湯器や室外機にマスキング・ビニル養生をします。
塗料で汚さないようにする為です。
下塗り作業の様子です。
下塗りは、下地と塗料を密着させる重要な役割があります。
フィラーを塗布します。強い密着性と、小さなひび割れを埋める役割があります。
中塗り作業の様子です。
お選びいただいた色の塗料を塗布します。
今回は、ASTEC フッ素REVO1000-IRです。水性1液型 遮熱フッ素塗料です。
上塗り作業の様子です。
もう一度、お選びいただいた色の塗料を塗布します。
中塗りと上塗りは、同じ塗料です。
2回塗る事で塗膜の厚みを確保し、ムラやピンホールを防ぎます。
塗料メーカーは「下塗り+中塗り+上塗り」を一つのシステムとして性能評価しています。
中塗り・上塗りを同一塗料で塗り重ねることで、カタログ記載の耐候性・防汚性・光沢保持率 等の性能が発揮されます。
ベランダトップ塗装の様子です。
ベランダの床は、プライマー塗布後にトップを塗布します。
外壁塗装工事完工です。
雰囲気がかなり変わりました!
「こんなにもキレイになるんだね!驚いたよ!」と、お喜びのお言葉をいただきました!
街の外壁塗装やさん深谷店では、外壁塗装工事と屋根カバー工事を同時にご依頼いただくお客様が多くいらっしゃいます。「足場を立てるなら、屋根と外壁を一緒にお手入れしたい」と、お考えのお客様は、是非、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください!
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記事内に記載されている金額は2025年10月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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