
「まだそこまで傷んでいないように見えるけれど、本当に今メンテナンスが必要なのだろうか?」
外壁塗装をご検討されているお客様から、よくいただくご相談です。
今回、焼津市のお客様より、住友林業で建てられた築37年のお住まいの塗り替え工事をご依頼いただきました。
きっかけは、前回の塗り替えから約15年が経過し、外壁や屋根の色あせ、劣化が気になり始めたこと。
さらにありがたいことに、今回のお客様は弊社で以前工事をさせていただいたOB様のご親族の方。ご紹介でお声がけいただきました。
こうしたご縁は、本当にうれしいものです。
今回の工事は、単なる塗り替え工事では終わりませんでした。
実際に工事を進めてみると、屋根瓦の下地の劣化が発覚。急遽そちらの補修工事も併せて行いました。
お客様からは「真面目で一生懸命に塗装する職人さんに感心した」という嬉しいお声をいただきました!
使用材料
外壁:グランセラトップ1液水性 屋根:グランセラベスト遮熱
工事費用
ガレージの屋根・外壁の塗装も込みで参考価格250万円(税込み)
まずは建物の状態をしっかり確認するため、診断を実施しました。
今回のお住まいは、15年前の前回塗装時にフッ素塗料で塗装されていました。
フッ素塗料とは、一般的な塗料より耐久性が高く、紫外線や雨風に強い高性能な塗料です。
そのため、築年数や前回施工からの経過年数を考えると、外壁の状態は比較的良好でした。
塗膜の劣化具合を確認する「チョーキング現象(外壁を触ると白い粉がつく状態)」も、5段階評価でいうと2程度。
決して「今すぐ危険」という状態ではありませんでした。
ただし安心はできません。
住友林業のお住まいらしくしっかりした造りでしたが、外壁がモルタル仕上げということもあり、経年による細かなひび割れが発生し始めていました。
モルタルはセメント系の外壁材で、重厚感があり高級感もありますが、どうしても年数とともにひび割れが起こりやすい特徴があります。
この小さなひび割れを放置すると、そこから雨水が入り込み、内部の劣化につながることがあります。
今回、より気になったのは屋根です。
使用されていたのはモニエル瓦。
聞き慣れない名前かもしれませんが、モニエル瓦とはセメント系の瓦で、表面の塗膜によって防水性能を保っている屋根材です。
つまり、塗装メンテナンスが必要な瓦ということです。
診断してみると、
が確認されました。
外壁よりも明らかに屋根の方が劣化が進んでいる状態でした。
屋根は普段見えないため、どうしても劣化の発見が遅れがちです。
しかし、住宅を守る最前線にいるのは屋根。
ここが傷むと、雨漏りや下地の腐食といった深刻なトラブルにつながります。

塗装工事では、足場の仮設が終わると、一番最初の作業は屋根や外壁の汚れを落とす高圧洗浄になります。
この最初の洗浄作業で、思わぬ劣化が発覚しました。
ラバとは、屋根の端の部分のことです。
風の影響を受けやすく、しっかり固定されていないと瓦の落下につながる重要な場所です。
見た目ではそこまでわかりませんでしたが、実際に確認すると…
軽く押しただけで瓦がグラつく状態。
さらに補修のため固定釘を抜こうとした瞬間、
なんと瓦が1列まとめて落ちてきてしまいました。
それほどまでに固定力が失われていたのです。
正直、ゾッとしました。
もし今回塗り替え工事をしていなかったら——
数か月後の台風シーズンで、瓦が落下していた可能性は非常に高かったと思います。
ご家族はもちろん、ご近所への被害につながっていた可能性もありました。
この状態をお客様にすぐご説明し、追加工事として補修をご提案。
今回は塗装だけでは解決できないため、大工さんにも協力してもらい、
腐食した下地木材をすべて新しく交換しました。
塗装会社というと「塗るだけ」と思われることがありますが、本当に大切なのは建物を守ること。
必要なら塗装以外の工事も含めて最善の方法をご提案するのが、私たちの考えです。
原因を確認すると、新築時の雨仕舞(あまじまい)に課題があった可能性が高いと判断しました。
雨仕舞とは、雨水が建物内部に入らないように処理する施工のことです。
どんなに良い家でも、この部分の納まりが不十分だと、長年かけて少しずつ雨水が侵入し、木材を腐らせてしまいます。
今回は下地補修だけで終わらせず、
今後同じことが起きないよう、念入りにシーリング処理(防水のための充填処理)も実施しました。

合わせて、今回は下地の劣化は見られなかった箇所についても、下地が腐食していたカ所と同じ作りになっている部分に関しては、下地の劣化が進行することがないよう、念入りに防水処置を施しました。
今回のお住まいは、外壁だけを見れば「まだ大丈夫そう」に見えたかもしれません。
実際に、プロである私が見ても、近くで見て、触ってみないと劣化に気付かないことがあります。
私たちは焼津市で創業以来、地域の住宅を守り続けてきました。
ただ塗るだけではなく、
「この家に本当に必要な工事は何か?」
そこを大切にしています。
今回のように、塗装工事がきっかけで重大な不具合を未然に防げることもあります。
「うちはまだ大丈夫かな?」
「屋根って見てもらった方がいい?」
「住友林業の家でも対応できる?」
そんなご相談でも大歓迎です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
大きなトラブルになる前の点検が、一番安く、一番安心です。
記事内に記載されている金額は2026年06月11日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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