
このたび、焼津市内にある焼津南小学校の階段室外壁改修工事を施工させていただきました。
今回の工事のきっかけは、階段室内部で発生していた雨漏りです。
住宅でも学校でも同じですが、雨漏りは放置してしまうと建物内部の劣化を進行させてしまいます。特に学校は多くの児童が毎日利用する施設ですので、安全面を最優先に考えながら工事を進める必要があります。
公共施設の工事というと「塗装するだけ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際には、施工品質はもちろん、施工管理や記録管理まで含めて高いレベルが求められます。
例えば今回のような部分的な外壁改修工事であっても、完成までに作成・提出した書類はキングファイル2冊分を超える量になりました。
公共工事では刷毛やローラーを持つことだけではなく、「工事の品質を証明すること」も重要な仕事のひとつなのです。

最初に行ったのは足場工事です。
今回採用したのは「本足場(ほんあしば)」と呼ばれる足場です。
住宅塗装でよく使用される足場よりも作業床が広く、職人が安全に移動しやすい構造になっています。
実は法令上も、可能であればこの本足場の設置が望ましいとされています。しかし一般住宅では敷地の広さや隣地との距離、樹木やエアコンの室外機や出窓などの障害物の影響で設置できないケースが大半です。
今回は学校施設ということもあり、安全性を最優先に考え、本足場を採用しました。
さらに、足場の外側には「朝顔(あさがお)」と呼ばれる防護棚を設置しています。
朝顔とは、万が一工具や材料が落下した場合でも地上へ落ちないようにするための安全設備です。
児童や先生方が利用する学校施設だからこそ、こうした安全対策を徹底して工事を進めました。
さらに、足場の外側には「朝顔(あさがお)」と呼ばれる防護棚を設置しています。
朝顔とは、万が一工具や材料が落下した場合でも地上へ落ちないようにするための安全設備です。
児童や先生方が利用する学校施設だからこそ、こうした安全対策を徹底して工事を進めました。

足場設置後は高圧洗浄を行いました。
長年にわたり蓄積した汚れやホコリ、劣化した塗膜を除去し、下地を整えていきます。
塗装工事は下地づくりが非常に重要です。
どれほど高性能な塗料を使用しても、下地処理が不十分では本来の性能を発揮できません。
見えなくなってしまう工程だからこそ、丁寧な作業が求められます。
高圧洗浄後は外壁の下地調整を行いました。
まず実施したのが「浮き補修」です。
外壁のモルタル仕上げ部分では、経年劣化によって躯体のコンクリートと表面のモルタルの間に空洞ができることがあります。
これを「浮き」と呼びます。
浮きが発生した状態を放置すると、将来的にモルタルが剥がれ落ちる危険性があります。
そこで専用の樹脂を壁の内部へ注入し、コンクリートとモルタルを再び接着させていきます。
見た目では分からない部分ですが、建物の安全性に関わる非常に重要な補修作業です。

もう一つの重要な下地調整が塗膜補修です。
既存の塗膜の中には経年劣化によって浮いてしまっている箇所がありました。
浮いた塗膜はそのまま塗り重ねても再び剥がれてしまうため、まずは完全に除去します。

その後、「セメントフィラー」と呼ばれる下地調整材で段差を埋め、表面を平滑に整えていきます。
地味な作業ではありますが、この工程によって仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わります。
下地調整と前後して、コーキング補修やひび割れ補修も実施しました。
コーキングとは、建物の隙間を埋めるゴム状の防水材のことです。

また、外壁に発生したひび割れについても一箇所ずつ補修を行いました。
雨漏りの原因は塗装だけでなく、こうした細かな隙間やひび割れに潜んでいることも少なくありません。
塗装前にしっかり補修を行うことで、防水性能を回復させていきます。

下地処理完了後、いよいよ塗装工程へ進みます。
今回は吹付塗装にて「玉吹き模様」を再現しました。
玉吹き模様とは、細かな粒状の凹凸模様を作る仕上げ方法です。
既存の意匠を損なわないよう、模様の大きさや吹付量を調整しながら施工を進めました。
公共工事では各工程ごとに発注課による検査が行われます。
使用する材料についても、設計図書に記載された規格や数量と相違がないか確認を受けます。
材料の納品状況から施工状況まで、すべて記録として残していかなければなりません。
また、面白いところでは、産業廃棄物の管理も非常に厳格です。
工事現場に設置した産業廃棄物用のコンテナを回収する際には、処分業者のトラックに同行し、適切な処理施設へ搬入されているか、荷下ろしをするところまでしっかり確認することも求められます。
「捨てるところまで責任を持つ」
これも公共工事において重要な品質管理の一つです。

今回の焼津南小学校階段室外壁改修工事では、塗装だけでなく下地補修、安全対策、品質管理、書類管理まで含めて工事を進めました。
塗装工事というと完成後の見た目ばかりに目が行きがちですが、本当に大切なのは見えなくなる工程です。
佐藤塗装では、公共工事で培った品質管理や施工管理のノウハウを住宅塗装にも活かしています。
「どんな工事をするのか分からない」
「本当に必要な補修をしてくれるのか不安」
「雨漏りの原因をしっかり調べてほしい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
建物の状態を正しく診断し、必要な工事を分かりやすくご説明させていただきます!
記事内に記載されている金額は2026年06月11日時点での費用となります。
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