猿島郡境町は茨城県猿島郡にある町です。 かつては関宿藩に属し、対岸の城下町と一体と看做され、水運を活かして発展していました。慶長年間に河岸が設置され、安永3年には河岸問屋2軒が公認されました。その翌年の統計によれば、奥州から江戸に向かう荷物が年間3万駄、その反対の荷物が7千駄であり、高瀬舟や艀舟などが計129隻あったと記録されています。現在の境町は昭和の大合併で、旧境町、長田村、静村、森戸村、猿島村との合併により誕生しました。平成になって、岩井市、猿島町との合併が検討されましたが、住民投票の反対多数により単独町政となりました。 1月に「境だるま市」、7月には「境ふるさと祭り」が行われ、大変賑わいます。特に「境ふるさと祭り」では、近郊だけでなく遠くからも多くの人々が訪れ、近郊の夏祭りと比べても非常に規模が大きく有名です。