

旧塗膜「ガイナ」の密着不良が浮き彫りに
水戸市堀町で進めている屋根外壁塗装工事。本日はケレン(塗膜の剥離)作業の最終日でした。
屋根には、かつて断熱塗料として人気を集めた「ガイナ」が3層にわたって重ね塗りされており、今回の工事ではその全層を撤去する必要がありました。
ガイナは、塗ることで熱を反射し屋根表面温度を抑える効果がある反面、下地との密着を強く依存する性質があるため、施工手順を誤ると後年に不具合が表面化しやすい塗料でもあります。
実際に今回の屋根では、最下層は10%程度の剥離はありましたが思った以上に下地にしっかりと密着していたものの、2層目の塗膜が1層目とうまく接着しておらず、全体の7〜8割にわたって「浮き」や「剥がれ」が確認されました。おそらく中間の層でプライマー(下塗り用接着剤)を省略したことが原因と推測されます。


なぜケレン作業に5日もかかったのか?
通常、1〜2日で終わるはずのケレン作業に5日を要した最大の要因は、剥がれそうで剥がれない層の多さでした。
剥がれかけている塗膜を無理に削ると、屋根材本体まで傷つけてしまうため、慎重にスクレーパーで剥離していく必要がありました。
また、この作業中に特に気を使ったのが「職人の体調管理」です。
8月の屋根上は、照り返しも含めて体感40度を超える灼熱地獄。手にできた豆が裂けないよう手袋を重ねながら、毎時間ごとに水分補給と日陰での小休憩を挟み、熱中症と闘いながらの作業でした。


プライマーの有無がもたらす数年後の差
今回の現場で再確認したのは、プライマーの重要性です。
プライマーとは、塗装面と上塗り塗料の間をつなぐ接着剤のようなもので、塗装における「下地処理」の最も基本的な工程です。これを省くと、今回のように上塗りが層ごとに浮いたり、数年で剥がれたりするリスクが高まります。
目に見えない工程ほど、数年後の品質に影響します。
見た目がきれいでも、内部で塗膜が浮いていれば、それは“仕上がっていない”ということ。私たちはその見えない部分にも責任を持って工事にあたります。


明日は高圧洗浄、塗装前の最終準備へ
明日はケレン後の塗膜や粉塵をしっかり落とすため、高圧洗浄を行います。
この作業が甘いと、いくら良い塗料を使っても本来の耐久性を発揮できません。
外からは見えにくい「仕込み」の作業こそが、塗装工事の良し悪しを分けるのです。
今後の工程でも、適切な下塗り処理と材料選定を徹底しながら、安心して10年先も任せていただける仕上がりを目指していきます。
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