

錆止め塗布開始・材料足りずに追加手配
本日は、堀町の屋根塗装現場で錆止めの工程に取りかかりました。
使用したのは、**NCKの1液エポキシ錆止め(弱溶剤タイプ)「プライマーエポ」**です。定番で信頼性も高い下塗り材で、板金や金属部の密着性も優れています。
今回の屋根面積は 171㎡。
仕様書では「1缶(16kg)で約100㎡塗布可能」との記載があり、2缶用意していました。
しかし実際に作業してみると、まったく量が足りない。
旧塗膜がガイナで、表面がザラついており、想定以上に吸い込みが激しいのです。


調整ではなく“正直に塗る”を優先
本来であれば、塗布量を調整して2缶でギリギリ足りるように塗るのも技術のひとつ。
ただ今回は、無理して薄く塗ることで後々の剥離や不具合が出るリスクも考慮し、妥協しない判断をしました。
ローラーと刷毛を使って、必要なだけしっかりと塗布。
吸い込みが強い箇所は二度塗りに近いくらいの量になりました。
結果として、途中で材料が切れてしまい、本日中に屋根全面の錆止めは完了できませんでした。


明日は追加塗布と1回目の着色へ
錆止めの残り部分は、明日追加分の材料が届き次第対応します。
さらに、本日塗布した部分については、乾燥時間を確保したうえで、明日午前中に1回目の中塗り(着色)へ進む予定です。
使用する塗料は、アドクールアクア(5分艶)。
遮熱性と耐候性に優れた水性仕様の塗料で、屋根塗装には非常に適しています。
色は、旧ガイナ塗装に合わせて、日塗工の「09-60L」。
やや明るめの茶色系で、太陽光の反射率も高く、機能性と美観のバランスに優れた色合いです。


吸い込みを見逃さず、次に活かす
今回のように、旧塗膜の種類や状態によって吸い込みが激変するのは、現場ではよくあることです。
見た目ではわかりにくいですが、下地がガイナやセラミック系の場合、荒れた肌がローラーの動きにも影響するほど吸収してしまいます。
これを無理やり抑えて塗布量を減らすと、上塗りの定着不良や早期の剥がれにつながるため、しっかりした判断が必要です。


明日も慎重に。丁寧に塗って「良い色」に
明日は天候を見ながら、錆止め残りの塗布と1回目の中塗りを順次進行予定。
材料の管理、乾燥時間の確認、吸い込み具合の変化も意識しながら丁寧に仕上げていきます。
「街の外壁塗装やさん 水戸店」では、塗装の基本である“下地処理”を決して軽視せず、正直な塗装で完璧に仕上げていくことをお約束します。
記事内に記載されている金額は2025年08月08日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。