

水戸市堀町・屋根の錆止め塗装がまさかの2日工程に
水戸市堀町で継続中の屋根外壁塗装工事、本日は屋根の下塗り工程として錆止め塗装を行いました。
今回使用したのはNCKの弱溶剤1液エポキシ系プライマー。一言でいうと「錆止め」ですが、今回の目的は防錆効果よりも上塗り塗料の密着性を高めるための下塗り処理です。
材料不足で2日工程に
当初は1日で屋根全体のプライマーを終える予定でしたが、想定よりも塗料の使用量が多く、途中で材料が不足。追加分が届くまでに4日かかり、その間は別作業や下地確認を行いながら工程を調整しました。
こうした材料のタイムリーな手配も現場管理の重要なポイントです。


密着性を高める下塗りの役割
金属屋根や棟板金に塗る下塗りは、上塗り塗料がしっかり定着するための“接着剤”のような役割を果たします。
もしこの工程を省略すると、どんなに高性能な上塗り塗料でも早期の剥がれや浮きの原因になります。特に今回のように遮熱塗料(アドクールアクア)を使用する場合は、下塗りの選定と施工精度が耐久性を大きく左右します。
NCK弱溶剤1液エポキシの特徴
弱溶剤タイプは乾燥性や密着性に優れ、鉄部や金属屋根だけでなく、既存塗膜の種類を問わず安定して施工できるのが特長です。
1液型のため混合作業が不要で、現場でも使いやすい反面、2液型に比べると硬化速度や耐久性はやや控えめです。今回は上塗りまでの密着性を重視し、この製品を選択しました。


他部位での使用例
このプライマーは屋根だけでなく、雨押えや谷樋、鉄骨階段、手すりなど、鉄部塗装の下塗りにも多く使われます。下地が金属の場合、どの部位でも同じく密着性と防錆性を確保する役割を果たします。
施工の様子
錆止め塗装は、まずローラーで屋根の広い面を均一に塗布し、細部や重なり部分は刷毛で丁寧に塗り込みます。
特に棟板金やジョイント部は塗り残しが起きやすいため、角度を変えて二方向から確認。
全体が白色に染まったら完了です。この色はあくまで下塗りの色であり、この上から中塗り・上塗りで仕上げていきます。


天候と施工管理
塗装は気温5℃以下や湿度85%以上では施工を避けます。これらの条件では塗膜の硬化が遅れ、密着不良や艶ムラの原因になるためです。
本日は天候にも恵まれ、塗布後は規定の乾燥時間をしっかり確保できました。
1日1工程の大切さ
本日は錆止め塗装のみで終了しました。
乾燥を待たずに中塗りへ進むと、下塗りが十分に硬化せず、密着力が低下する恐れがあります。
私たちは1日1工程を原則とし、塗料メーカーが定める乾燥時間を厳守しています。これが最終的な仕上がりと耐久性を守る基本です。
今回の下塗り(錆止め・プライマー)は、金属部分を守るだけでなく、上塗り塗料の性能を最大限発揮させるための重要な工程です。
材料不足で2日に分かれましたが、品質を優先し、丁寧な塗布と乾燥管理を行いました。
次回はいよいよ中塗り工程に進みます。
記事内に記載されている金額は2025年08月09日時点での費用となります。
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