つくば市のお宅より現場調査のご依頼がありました。
昨年の台風によって屋根の棟板金が外れてしまったというご相談でした。
まずご相談のあった屋根の状態からチェックしていきます。
今回の現場の屋根材は、コロニアル材と呼ばれる軽量スレート瓦でした。
以前より使用されている一般的な陶器瓦よりも軽量かつ安価で、地震などの災害の際に屋根の重みで家が倒壊しないようにと約30年ほど前から普及してきた商材です。
コロニアルというのはケイミュー製の軽量スレート瓦の商材名ですが、そのケイミュー製のスレート瓦が市場で一般的に出回っていることから今では軽量スレート瓦を総称してコロニアル屋根と呼ぶことがあります。
コロニアル材が全体的に色あせ傷んできています。
陶器瓦は非常に耐久性が高くメンテナンスフリーと言われていますが、コロニアル材は10年ごとに塗り替えなどのメンテナンスが必要です。
表面塗膜が傷んで、防水機能が働きにくくなってきてしまっています。
ご相談にあった棟の状態です。
金属製の棟板金が今にも外れかけています。
詳しくチェックしたところ、棟板金の下に設置してある貫板と呼ばれる板材が腐食し、棟板金を止める釘がうまく刺さらなくなってしまっていました。
棟板金自体も傷んでいるので、貫板ごと新しいものと交換する必要があります。
外壁の様子です。
窯業系サイディングと呼ばれるサイディングボードが使用されています。
表面塗膜が傷んで色あせが起きています。
サイディングボードの目地に打たれたコーキングが劣化して隙間が空いてしまっています。
こういった隙間から雨水が入り込み、結露や雨漏りを起こします。
外壁をサーモカメラで撮影した様子です。
青い部分が外壁表面の温度が低いところで、結露を起こしていることがわかります。
結露がある場合は、外壁の透湿性(湿気を通す性質)を確保するために使用できる塗料を見極めなくてはいけません。
勝手口の庇と換気扇フードです。
金属製のためサビが目立ちます。
記事内に記載されている金額は2020年08月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。