松本市の現場で昭和の一般住宅でよくある腰壁ミュールコートの外壁補修クリア塗装を施工いたします。
ミュールストーン(骨材表し仕上げ材)は旭化成の製品で、砕石とアクリル酸アステル(接着剤や塗料の原料)を混ぜて塗り付け施工します。塀・腰壁・門柱・階段蹴込みなどに施工されています。
こちらの剥がれている所を見ると、剥がれたあとが白くなっています。この白い下地はモルタル下地で角を綺麗に仕上げ用のプラスチックのL字材です。ミュールコートは硬く、砕石は石ころなのでそれ自体は劣化致しません。しかしガラスやセラミックなどの劣化しないものはどうしても割れてしまいます。
角先から1センチぐらいに縦にクラックが入ってしまっています。これはL字材の幅の分でしょう。
ミュールコートのクラック補修です。こちらのコーキング補修は1級塗装技能士の職人がコーキングの色を調色して補修しました。色がなじんでぱっと見では気が付かないように仕上がりました。
こちらがアクリル酸アステルの旭化成ミュールコートAです。固まると透明になり、骨材が表しになります。
こちらが旭化成ミュールストーンです。
ミュールストーンの補修で厄介なのが砕石選びです。40年近く前の材料と同じものは先ずありません。なので、大きさや色目、形、雰囲気が極力似たものを選びますが補修跡はハッキリ出てしまいます。事前にその旨をお施主様に申告しなくてはいけません。
ミュールコートAとミュールストーンを混ぜて、剥がれ落ちてしまった部分に塗り付けます。
このようにヘラなどで剥がれ落ちた部分に塗り付け補修致します。
補修前
補修後
混ぜて塗り付けて乾く前は青色になります。今回は約3日ほどかけて乾かしていきます。乾きますとミュールコートAが透明になり、砕石が綺麗に表しになります。
記事内に記載されている金額は2020年02月04日時点での費用となります。
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